木越明

役者/マルチアーティスト。絵、立体、歌、漫画、アニメ作る。 インスタ https://www.instagram.com/aki_kigoshi 作った曲 https://m.soundcloud.com/akigoshi

木越明

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最近の記事

10月30日の日記(すきなものについて)

わたしのすきなもの ①猫 猫ほど、素晴らしく“存在”できる生き物はいない。 ただ座っているだけで、完璧。 猫はただ居るだけで完璧だから、群れないし人の言うことなんて聞かない。 そして猫はよく寝る。 猫を1日見ていると、感動してしまう。 私たちの1/5の寿命しかないくせに、私たちの3倍は寝ている。 豊かに生きるというのは、いろんな意味があると思う。 そして猫は全て許される。 「猫だから」という理由で全て許される。 今日も猫に花瓶を倒されたし、先週は台本を噛みちぎられた。

    • 8月17日の日記(本、CD、“もの”のこと)

      暑くなってから、休みの日はほぼ毎日図書館に通っている 散歩すると気分がいいことはわかっていても、暑すぎて外に出れないので、最初は散歩の目的作りのためだった 初めて入った時にはちょっと息が止まったくらい 大量の本の匂いがする 今はもう慣れちゃったのが残念だけど でも地域資料コーナーに歩いていけばその時感じたのとちょっと似た空気がある ほとんど動かされていない本のドン!とした空気 人名集や地名集、電話帳がドドドと並んでいる 色々な本をつまみ食いできて楽しい 大好きだった

      • 7月18日の日記(“how is your life going for you?”)

        去年の暮れに出会ったフランスの友達から、久しぶりにメッセージが来た! そのメッセージの最後に How are you doing? How is life going for you? とあって、 How is life going for you…!と思った なんか、え〜、良いなあ! 英語ってかっこいいなあ How are you?に I’m fine, テンキュー!って言ってしまう感じで Good!my life is good!と、とりあえず言いたくなった

        • 7月17日の読書日記『体の贈り物』

          レベッカブラウンの『体の贈り物』を読み終わった。 どういう話か説明するのは簡単だけど、どういう小説か説明するのがすごく難しい本だと思う。 HIV患者のホームケアワーカーが主人公で、彼女目線から様々な患者たちとの日々を日記的に綴った、11篇の繋がった短編集。 だけど、そう書くと、何というか湿度が高くなってしまうのだけど、そうではなくって この本はすごく「幸福な短編集」だ。 これは江國香織さんのエッセイでこの本が紹介されていた時の言葉。 そのエッセイには、「自然でシンプ

          4月6日の日記(お花見の話)

          今日は祖母を乗せて母の運転でお花見ドライブした 道はお花見で渋滞していて 自分が急いでいないからだけど いー国だーみたいな気持ちになった 桜を見るために渋滞する国で呑気に生きている 祖母は耳が悪いけど目は驚異の視力2.0 でも足がわるい、95さい 私はこのところ毎日外に出ていて 近所のおうちの桜が1日で急に咲いたこと 昨日は早くもちょっと散ってたこと お〜と思って生きていたけれど ずっと家にいる祖母にはテレビの中のことなのだ 車窓を全開にしてノロノロと走った いろん

          4月6日の日記(お花見の話)

          1月21日の日記(絵の先生の話)

          絵を習い始めたのは4歳の時 幼稚園で仲良くなった子が絵を習い出して 私もやりたい!とお母さんに言ったら あなた始めてもすぐやりたくなくなるんだからダメ!と最初言われた 母はあんまり意思否定しない人だったけど 私は何も続かない子で 音楽一家に生まれたのにピアノもバイオリンも、チェロもダメだった 絵のちょっと前に別の友達に憧れて始めたバレエは、高いレオタードとか全部用意してもらったのに2回目でもう辞めると騒いだから 当然だった それでもずっと駄々こねたので通い始めた教室

          1月21日の日記(絵の先生の話)

          12月29日の日記(ナンテン、イイコトアルヨ)

          年の瀬じゃ なんでも終わりそうになると 良い人になりたくなりますね 今日買い物帰りにお花屋さんで なんか赤い花とか買っちゃおっかな〜と思って (来年の私はなんとなく赤がテーマです) そしたら絵本の木みたいな 赤い実がついた枝があったので手にとって 他のお花もみてたら 頭に可愛い花のピン付けたおばあさんに 「ナンテンかわいいね」 と話しかけられました ナンテンって言うんですかこれ へーって言ってたら 難が去る木なのよと教えてくれた お正月ど真ん中のチョイスだった

          12月29日の日記(ナンテン、イイコトアルヨ)

          10月17日の日記(散歩の話)

          昨日から散歩にハマっている! 素の自分って何かわからなくなるけど 今の私の答えは「散歩してる時の自分」です 昨日は暗くなってから歩いたのだけど 今日は同じ道を昼間に歩いてみた そしたらたくさん驚いた! 昨日もなんか飛んでるなと思ってた公園にモンキチョウが飛んでて、お〜と思ったら 川には赤い鯉が一匹いて! お〜!!!と思って川沿いを歩いたら 鴨の群れもいた! 私は鴨川が好きで 鴨川があるからいつか京都に住みたいなと思ってたのだけど こんなところに鴨川が しばらく鴨を

          10月17日の日記(散歩の話)

          10月11日の日記 (電車で乗り合わせた人達の観察/焦ると焦らすは同じ漢字/夏が終わりますね)

          携帯の充電が切れた状態で ほとんど立ってる人がいないくらいの電車に乗った 車両のはじの3人がけの真ん中に座った 本も読み終わってしまった 江國香織さんの「犬とハモニカ」を読んでいた 国際線の空港で一瞬だけ交わる色んな人の事を書いた短編から始まる短編集 すごく好きな本 暇なので電車に乗り合わせた人達を見てみた (「犬とハモニカ」の影響) 左は結構体の大きなスーツの男性で 45秒に1回くらいのペースであくびをしてた あくびを連発しながらすごい速さで携帯をいじってるので覗

          10月11日の日記 (電車で乗り合わせた人達の観察/焦ると焦らすは同じ漢字/夏が終わりますね)

          10月7日の日記 (エイリアンズの時間)

          作業をしているとすぐ日の出を迎えそうになる 朝5時15分くらいの空の色はすごく特別な色だなと思う。 作業を少し休憩して、ミルクティーを作りにリビングへ行く。 リビングの窓が大きめなので、白っぽいコバルトブルーが一面に待ち受けてる。 リビングから繋がったキッチンでぼけーっと500mlのデカマグカップに紅茶をいれて、牛乳を入れて、ミルクティーを作って、すする。 最近は朝めちゃくちゃ寒い。 すごい疲れたのでリビングの床に体育座りしてミルクティーを飲んだ。 この時間に、この寒

          10月7日の日記 (エイリアンズの時間)

          2月2日の日記 (漢方の話)

          近所の漢方屋さんで漢方を買った! ずっと気になっていたのだけど、今日初めて入ったら中がすごく素敵だった。 たくさんの棚と、引き出しと、囲炉裏があった。 私は昔から妙に薬局が好きで、特に古い薬局がすごく大好きで、それを知っている母は必ず旅先から薬局の写真送ってくれるのだけど、そのくらい、薬局が好きなのだけど、漢方薬局っていうのは私の中ではニュージャンルの輝き。 どうしましたかーと中の扉から出てきたのは、白いシャツに薄暗い黄色のネクタイを締めてダブルボタンの白衣を着たお爺さ

          2月2日の日記 (漢方の話)

          11月8日の日記 (月と猫の話)

          今日は遅くから仕事で 時間に余裕があったからプラプラと駅まで歩いた 家から駅までの道のりは いつもセカセカしてしまうから たまにゆっくり歩くと発見があってドキッとする 今日出会った風景は格別に衝撃的だった 猫の爪みたいな月 月の左上だけが出ていて 細い弧を描いていて 目に入った瞬間、ミーアだとおもった ミーアの爪 私が初めてミーアの爪を触った夜 母がミーアに 明日病院に行こうよ と話しかけて それから彼女は朝が来る前に旅立っていった 世界で一番気高い猫ミーア

          11月8日の日記 (月と猫の話)

          季節の話

          子猫を引き取ってからめっきり外出が少なくなって、久々に街を歩いたら凄く秋で、そわそわした。 季節の話はいくらでもできる気がするけれど、一番落ち着くのは、と言われたら冬かもしれない。 四季は春夏秋冬とあって、どれも特別な印象があるけれど、冬の印象だけは毛色が違う気がする。 寒いからだろうか。 春と夏と秋は、待たれしあっという間の季節、という感じがする。 春が来た…! 夏がきた! 秋がきた… に対して 冬は、冬かあ…という感じ。 多分個人的な感覚だけれど、冬には「戻って

          季節の話

          ある日の日記

          9月、久々に暖かい 絶対私にやらせて下さい!って思った役のオーディションに落ちた連絡が来る朝、しばしふて寝。 選ばれないという結果はただただ一つの結果で、素敵な作品がこの世に生まれるならそれが一番素敵なことで、選ばれないことは必ずしも自分の価値を地まで下げるような意味があるわけじゃない、とか思うのだけれど 普通にやりたかったから久しぶりにめちゃ凹んだ 嫌なことがあったら寝て逃げる 寝たって忘れないし 母が最近借りた仕事場を手伝いに行く途中 コンビニでグミを選びながら 自

          ある日の日記

          浪漫!浪漫!浪漫!

          今年度の「21世紀アートボーダレス展」に入選したので 11/25から12/4まで 国立新美術館に作品を展示していました! 「21世紀アートボーダレス展」 今年のテーマは“篝火” 私が出品した作品はこれ! 「but you and me..」 (インスタレーション作品/2分15秒) 初めてちゃんとアニメーションを作って、 ブラウン管を使ったインスタレーション作品を製作してみました! 流しているアニメーションは出来るだけ古き良きセル画風に作ったもの。 この作品に関しては、

          浪漫!浪漫!浪漫!