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『子どもにはジワッと(遅効性)、大人にはス~ッと(即効性)効き目が違う』

毎週末、都会のファミリー層を中心に、自然探究学習を提供しております。
(我々の活動趣旨はこちら⇒
https://note.com/akigawavalley/n/n23558abe6e25 、
https://tms-media.jp/posts/1318/
先日は雨の中、ご参加いただいた保護者の方からこんな告白を受けました。
「いままでカエルなんて触ることも出来なかったのですが、触れるようになりました。」

これ、自然嫌いのお子さんが成長したという報告ではありません。
大人が成長した告白です。
我々は年を重ねれば重ねるほど、過去の経験が邪魔をして、チャレンジ精神を減退させていきます。勿論過去の経験が居心地のいい生活の安全を保障してくれるわけですが、それは同時に成長を妨げる足枷にもなります。
自分のためだったら絶対に行かないような田舎(東京山側)に、子どもの学習のために通うようになったことが、意図せず自身の成長にも繋がった瞬間です。

我々の住む世界には、確かに存在しているのに、網膜には映っているのに、鼓膜は振動をとらえているのに、嗅覚細胞は匂い物質を捕えているのに、脳で認識していないために、認知できないモノがたくさんあります。
私のプログラムでは、毎回テーマを変えて、それらに気がつく感性を磨くサポートを全力でしています。

子どもたちは、たった半日で見違えるように自然を楽しめるように成長することもありますが、好き嫌いに依存することが多いので、様々な生きものの姿や鳴き声を自ら認識するようになるには個人差があります。増してや岩石の違いなんて言わずもがなですね。

翻って大人は、いろいろな学習や経験を積んでいるので、一旦コツ!?を掴むと、あっという間に面白さを理解して、
「そういうことだったのか!!」
「何でいままで気がつかなかったんだろう!?」
という感じで没頭してしまう大人もたくさんいます。
子どものために参加した化石発掘のプログラムのはずが、いつしかお母さんたちが一生懸命に取り組んで、子供たちは生きものを探したり..
という光景もよく見かけます。


自然の中で行われる探究学習は、お子様たちの健やかな成長に繋がる、じわじわ効いてくる将来への投資であるとともに、学ぶ素地が出来ている大人たちには即効性のある学習体験になり、人生を豊かにしてくれる機会になるかもしれません。

大人も子供も楽しめる『東京山側探求型自然学習』へ、皆様のご参加をお待ちしております。
いよいよ秋川の魅力を最大限に活用できる季節がやって来ました!
東京山側のポテンシャルを体感するには最高の季節ですよ~!!

先日こんな嬉しいお声も頂いたので、ご本人のご了解も得て、公開します。【自己肯定感の塊です(笑)】


岩石標本作り体験に参加させていただき、ありがとうございました。 自然の中で子供も親もとても楽しく有意義な1日を過ごさせていただきました。
石拾いには良い晴れの日でしたが、陽があたるところはとても暑く感じる日で、日焼 けに弱い子供のことを心配していました。
でも、サクちゃん先生が日陰になる涼しい橋の下にシートを敷いておいていただいたおかげで、メインの活動を、ひなたと日陰で自分で調整しながらできて、またトイレや自販機もあって、安心して活動することができてありがたかったです。
当初、我が家から電車を使って2時間以上かかるところへ荷物を持って子供の手を引いて行くのは少し遠すぎるように感じてもいたのですが、土曜日ということもあってか早朝の電車もそれほど混んでおらず、また帰りもJR五日市線もJR南武線も始発駅からだったので座れて、思っていたより全然楽に行って帰ってこられました。
岩石の種類分け、親も子供達も、サクちゃん先生が取り出した馴染みのお菓子が(みんな朝食を食べてこなかったという先生が食べるためと思って 笑)、まさかの教材になったりのお楽しみ満載の分かりやすい説明に興味深々。
そういえば、親の私は(遠い昔に)学校で既に岩石について習ったはず(シンカンセンがなんとかってやったような)、当時は机上で教科書ながめていても全然興味がわかなかったのに(そして今はもうすっかり忘れていて)、今日はなんて楽しい!
そして自分で拾ってきた石を先生のところに持って行って答え合わせしていただいて、その説明を参考にまた次の石を探す。 子どもも大人も、答えが当たっても外れてもワクワク面白くて! その後の周辺散歩では、化石がでるかもしれない地層などの紹介をしていただいたりし て、いつか石からわかるその地形の成り立ちや育つ植生から生物まで想像できるようになってくると教えてもらって、私や子供もそのうちそんな目を持つことができる?などと妄想しつつ、もしこういう体験をしながら学校の授業をうけていたら、私もあの頃の「お勉強」も楽しくできたかもしれないと残念に思いつつ、子にはこれからもこういう体験をいろいろとさせてあげたいな、と思いました。
その後は拾ってきた石を使って火起こし。火花が起きる仕組みを教えていただき、実際火花を散らせることは幼い子供達にはちょっと難しかったけれど、できなかった子でも親を応援して、親も真剣に楽しく夢中に(笑)。
そしてその火を使って、焼きマシュマロ♪ その後の砥石での石磨きは帰る時間になってもなかなかやめられず、家に帰ってから 続きをやっていいよ、と言われて、ようやくその場を後に。 1日太陽のもとでめいっぱい遊んで、学んで、疲れたかな?と思っていましたが、帰り道「明日も来たい!」「明日無理なら、来週!」などと言っていて、ずっと子供は元気なままでした。
約束の石磨きの続き、帰宅するとさすがにもう時間がなかったですが(子供はやる気 満々でしたが 笑)、次の日の日曜日にしました。 砥石で手ごろなのがなかったので、それに代わるものがないかと子供と一緒に家のあちこちを探して、メラミンスポンジや爪の艶出しスポンジなどを使って磨きました。
そのうち家の周りの石を拾ってきて洗って磨いてみると、ただの石ころに見えていたものが実はすごくきれいな鉱物の結晶?だったりの発見もあって、また親子で楽しく石遊びしました。
頂いたプリントも壁に貼って、これからしばらく思い出とともに毎日ながめさせていただこうと思います。
素晴らしい体験と学びを、ありがとうございました。 ただ知識を教えてくださるというのと違い、興味を引き出しそこからの疑問などに応えて下さっていたので、まだ未就学児の子供達から大人まで、それぞれの楽しみ方で気が付けば学ばせていただいていたという感じでした。
また是非参加させていただきたいと思っております。 ありがとうございました。


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