0402/2月、海の見える街
大好きなエイプリールフールなのに嘘をつく気もおきなかった。TVのワイドショーもTwitterも憤りが渦巻いていて息がつまる。コロナクルナコロナクルナ。コロナコロナで気が狂いそう。ついこの間まで「飽きたなあ」なんて呑気だったのに。(あの三連休を責めたってしょうがない)
さて、先日録画しておいた「魔女の宅急便」を娘を膝に乗せながらみはじめたら開始5分でぼろぼろ泣いてしまってあわてた。キキの目線ではなく、いつのまにか13歳で娘を送り出す両親に、自分を投影していることに驚く。あれ?こんなだっけ…あれ?
やっぱり今夜にする!と突然旅立ちを決める娘。昨晩はやめるっていってたから(たぶん最後になるから張り切って)キャンプの準備をしてたお父さんは、慌ててみんなに電話をかける。娘の旅立ちが寂しくないように。「お父さん、高い高いして」のところで涙腺崩壊。お母さんはキキが慌ててつくった箒じゃなくて「お母さんの持って行きなさい」という。
Action speaks louder than word.
これ、英語劇の時に教えてもらった大切な言葉。セリフよりも、行動の方が、よっぽどいろんなことを物語ったりする。
「昨晩はごめんね」って言葉で言われるより、次の日先に起きて洗濯物干してあったり、朝ごはん作ってくれていた方が、伝わる。夫はそういうことを、自然とするのでずるい。そういうとこ、そういうとこやで!(好き)
さて、あったまってきたところで、まだコロナがコロナコロナじゃなかった頃の結婚式参戦のメモの続きを書こうか。(催促を頂いた)
※ここからはほぼ個人宛です
………
0216−17(結婚式参戦)
以下、友人結婚式の帰りに興奮しながら書いたメモ。
どうしても、どうしても参戦したい結婚式。人生にこの人がいなかったら私はもうちょっとふにゃふにゃだった、一生に一人のライバルであり親友。小学校から高校まで、ずっと一緒の学校だった彼女。狭い田舎から、広い世界で、この子とだったら戦えるような気がしたそんな彼女。
私の結婚式では彼女に手紙を頼んだ。あまりに素敵な手紙に、泣いてしまった。「もっとも我が強かった時代」を共にぶつかりあって過ごした私たち。
予定調整の結果、夫が娘をみていてくれることに。
私は出発ギリギリまで結婚式スピーチの手紙の内容をぶつぶつ。ちあき先生にお助けいただき(まもなく4ヶ月にならんとする娘は良い聞き手で、時々まぐれで相槌を打ってくれるのでご機嫌で練習できた)無事、手紙完成。
なんと!手紙を読んでいる最中、夫がバトンタッチに帰ってきたタイミングで「なんとなく寝返りのようなもの」を成功させるちあき先輩。(左腕が抜けないので寝返り85%くらい)
なんて縁起がいいんだ!
ギリギリのギリギリで授乳。
これでしばしのお別れよ…と
むすめと離れるのが心細いおっぱいゴコロ。
夕方のギリギリに飛行機着陸、会場直行。
翌朝早朝の便でとんぼ返りコース
ひさしぶりの一人旅に少し浮き足立つ。
スピーチに向けて飛行機の中で原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」をお守りとして読み返す。あ…暗記は、間に合わなかったな…(早く読み返せばよかった)
飛行機の中で手紙を何度も読み返す。ペン入れる。たぶん隣の席のおじさんは、なんじゃこの女子と思っていることでしょう。
そして、本当にギリギリで会場へ。
「ちあきミルク200mlも飲んだよ!」と夫から写真付きのLINEがくる。安心してのぞめるようにこうやって連絡くれるところの優しさよ…すばらしや。そしていつのまに200mlも飲めるようになっていたの!と、驚く。
(乳がぱんぱんにはり始める)
あなたと私は友達じゃないけど
あなたの友達と私はトモダチ
だいたいそんな感じで(ギャグ漫画日和)
祝福に満ちた、どこまでもあったかい空間。
なつかしい友人たち。
中学の吹奏楽部は同期が3人だけ。(中学の同級生は全部で50人弱しかいない圧倒的な過疎地、小学校からの持ち上がり85%)
学園天国やったのなつかしい。
高校も一緒の吹奏楽部だった友達が集う。
私、そわそわ。
そして友人、登場。
ドレス姿をみただけで、感極まって泣きそうになってしまった。この調子で大丈夫だろうか…と慌てるも、まわりの人もうるうる。なんて愛されてるんだ…しあわせだなと嬉しくなって、また視界がぼやける。
手紙はなんと終盤だったので、ずっと緊張していたけれど、逆に会場のあたたかさを知った状態で出来たのでよかったのかもしれない。(緊張から料理をもりもり食べる)
そんなこんなで、手紙。
BGMは魔女の宅急便の挿入歌である「海のみえる街」。昔、私がピアノの発表会で弾いた曲。
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ここまでのメモ。これからは追記
彼女の結婚式披露宴は親族なし、堅苦しい社交辞令な招待客もなし。「祝いたいから会いに来たぞ!」という人たちでいっぱい。その場所にゆかりがない人がきっと85%で、ほぼ遠方から飛行機で来たであろう様子。
友人の前任地で同じアパートだったという方と空港から式場へ向かうギリギリのバスで一緒になったとき「たぶん知り合いいないんですけど、とりあえず、行くよ!って即答してしまったんですよね…大丈夫かな」とちょっとだけ緊張した面持ちで、でも潔く笑ってた。わかる。
ドレスはカラードレスからカラードレス。きっとそういうことだろうなあと思ったけれど、最後自分で「純白のウェディングドレスはあなたの色に染まるわ、って意味らしいんですけど、私は染める側かなと思って」と言っちゃうあたりが、「夫婦別姓があったらそうするので今までどおり苗字で呼んでください」と言っちゃうあたりが、愛してやまない象さんにまみれまくってるあたりが、彼女らしさがつまりに詰まっていた。(そしてパートナーの圧倒的包容力)
手紙は、というと。
緊張してしまったけれど、聞いてもらえた空気があった。前の方の席の人がぼそっと「これはいいスピーチだ」と呟いてくれたような気がして(空耳かな)、気持ちがのって、どうにか泣かずに読めた。何より、親友が泣いていたので、ガッツポーズ。伝えたいことは伝わっただろうか。
たぶんあの会場で、わたしが一番付き合いが長かったんじゃないだろうか。そんなわたしが思う彼女の魅力に頷いている人がいて、やっぱり私たちそのまんま大人になったのねなんて。
…と、ほんの1ヶ月ちょっと前のことなのに世界が変わってしまったようでうまく書けないけれど(やっぱりその日に書いたメモが一番新鮮)
しあわせになれよ!!!ってみんなが思ってる結婚式って最高。おしあわせに!
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途切れ途切れで書いていると、その時々の感情が揺れ動きすぎてもう書き加えたくなくなる。散文すぎるけれど、明日になったらまたお蔵入りしてしまいそうなのでとりあえずこのまま出してみる。こんなときだからこそ吐き出さねば。
こんなとき、家族がいてよかった。
家族が、まもりたい小さい命があるからこそ、ナーバスなのも間違い無いんだけれど…。
ああ、夏はビールと花火。
会いたい人に会いたい、乾杯したい。
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