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0526/人生の味をしめた夜に

エピソードが強すぎて筆が負けてしまった。いつか書きたいなあと思っていたネタすぎる夫についてたしか2週間前くらいに書いてみたものの、なんだかちょっと乗っからなくって昨晩までずっと下書きに入っていた。下書きに入ったままになっている記事(だいたい結構長い)が、しなびてきてしまった気がして慌って、このままだとお蔵入りだなあと、ちょっと書き足してえいやと出してしまった。いつも勢いだけでものを書いているから(だいたい娘が落ち着いている30分とかで)ちょっと、ちゃんと、見やすいようにしようとしてみたけれど、結局小手先のことをしようとして逆になんだか読みづらいかも。
そんなことをぐるぐる考えていたら公開した午前1時半から3時すぎまで結局布団のなかで眠れなくなってしまった。そんなわけで今日はなんだかねむい。

「うまく書こう」とすると、なんか、だめだなあ。
でも夜な夜な何かを書くのも、書いたものにもやもやするのも、ちょっとひさしぶりだったからすこし「エモい」記憶が蘇ってきて浸ってしまった。

2年前にはよくやっていた、深夜のファミレスのこととか。
夫は企画書を、私は当時通っていたシナリオ講座の課題を。かけないかけないとウンウン唸りながら「ねえどうする?何時に帰る?」なんて言いながら次の日仕事があるのにうっかり2時頃まで、金曜日は下手したら閉店する朝方5時まで居座ったりして。あんな時間の過ごし方は、娘が生まれた今、もうなかなかできないんだろうなあなんて思ってすでに「エモい」の枠。

あとは安くてうまい近所のホルモン屋さんにいって、帰りに近くの銭湯に寄って「半までには出てきてね!」って念をおされたけれど40分すぎになっちゃったりとか。待っている間に漫画に没頭している夫をつつくとか。

夫っていうのが恥ずかしかったこととか。

仕事で怒られて落ち込んいるまだ恋人の夫をぎゅっとしながら「結婚しようよ、幸せにするから」って心の中でなんどもつぶやいてみたりとか。

なんか、そういうの、全部もう「エモ」になってて、「いつかこんな時間も、思い出になるんだろうな」って思ってたけど想像より早く「エモ」になってしまっていて。時間のはやさに、不可逆な人生に、驚いたりして。


でもそれでいったら娘なんてもう圧倒的。だってこの世界にいなかったのに、いま私の世界のど真ん中にいるんだもんな。ああ、なんかすごいな。


そんなことを考えながら、隣で180度回転して寝ている娘とその奥で万歳して寝てる夫の寝相の悪さを眺めながらまだまだ眠れなそうな夜は、寝不足になる価値があるくらい、なんだか複雑な味がした。悪くない。


娘も、いよいよ動き出しそうな予感。最近はパズルマットの端っこにご執心で、気がつくと身体をよじってよじって到達して、べりべりはがしてかじらんとしている。お家のありかたも変えなきゃなあ。赤ちゃんの君はいっかいきりだから、こんな今も、しっかりと味わっておこう。


でも夜な夜な書き続ける日も、ちょっと恋しい。

#日記 #コラム #エッセイ #ちあきろく #育児 #子育て

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