0418/すきすき大好き超愛してる
娘のことが大好きなんだが「大好き」っていうのはなぜだかちょっと恥ずかしい。恋愛においても好きだとか愛してるだとか、よっぽどの時しか、恥ずかしくって言えない。あるいは言わない。
言葉でいう「大好き」が想いよりも軽くって浮ついてしまって悔しい。こんなもんじゃない。だから大好きの意を込めて、1日になんどもなんども「可愛い」と言っている。自分の名前が「可愛い」だと勘違いする可能性があるくらいに可愛い可愛いと言っている。親バカである。
「可愛い、可愛いねえ。本当に可愛い」
(訳:すきすき大好き超愛してる)
でも、あれだなあ。おしゃべりできるようになったときに「ままだーいすき」とか言われたいな…という邪な想いがあるので、大好きって頑張って言おうかな。むむむ。
………
あしたはそんな可愛い娘のハーフバースデー。
いよいよ、重い腰をあげ、ついに、満を持して(ちょっとのんびりめの)離乳食デビューをしようと目論んでいる。私の母乳(時々ミルクだけど)だけで栄養を取っていた娘が、ついに食べ物を口に入れるのか…と思うと感慨深い。
きっとすぐに育ってしまう。いまのこの状態なんて、あっという間なんだろう。だって半年前まで、まだお腹の中にいたんだから。気がついたらはいはいしたり、歩いたり、喋ったりしているんだろうな。すごい。
「たかいたかーい」がたのしいことに気がついた娘はケラケラ笑う。パーカーの紐は引っ張るし、あらゆるタグをみつけてはちゅうちゅうすっている。寝返りはできるようになったけれど、ズリハイはまだこれから。うつ伏せでぐいっと首をあげる姿勢は安定してきた。お座りはちょっとだけ出来るようになってきたけどまだぐらぐら。絵本がちょっと面白くなってきたみたい。枕は、かぶるもの。(頭の下からわざわざ引っ張り出してかぶる)布や枕で自分で顔を隠してはパッと出す、いないないバーが上手。可愛い。
まだ半年、だけど、もう半年。
ぽろぽろと、窓に打ち付ける雨音が心地よい。雨はあまり好きではなかったけれど、こう家の中で過ごすのが主流となってくると「雨だしなぁ」と外に行きたい気持ちに言い訳ができて悪くないのかもしれない。ぽろぽろ、ぽろろん。
あしたはケーキを買いに行こう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?