0222/タケルからのLINE

休日のワンオペ育児の方が、なんというか、どっと疲れが出る。平日より人が多いのも面倒くさい。重ねて花粉症が酷くて、よく晴れた日、泣く子の合間をぬってせっかく干した洗濯物を着るなりくしゃみ涙が止まらなくて、なんのための洗濯か、と軽く絶望する。換気したいけれど、窓を開けるなんて自殺行為すぎて気分が変わらない。 迫りくる春の憂鬱。

晴れているけれど、あったかそうだけれど、外は花粉がつらいよなあ。なんて思うけれど、なるべく毎日おさんぽに行っているから出かけないとあまりにも時間が長く感じる。
そして今日は、全然うまく寝られない様子の娘。眠たくてずっとぐずぐずしている。おっぱいを飲むたびに寝てしまうのに、ベッドに置く前に横に抱き変えた瞬間くしゃくしゃに顔を歪めて泣く準備をしている。結果、眠れずにどんどん不機嫌になっていく。

はー、つかれてしまった。おうちもぐちゃぐちゃだ。花粉のついた洗濯物を片付ける気力が沸かなくて洗濯カゴがリビングに２つ鎮座している。

そして疲れてしまっているのがきっと伝わっているのか、娘もまた不機嫌になるのだ。

そんなこんなで、結局ベビーカーに乗っけて散歩に出かけてみる。本当は児童館に行きたいが、昨今のウイルス騒ぎが怖くて(なんならインフルもこわい)二の足を踏んでしまう。

やっぱり眠たいのを堪えていたようで、ベビーカーにのって10分後に眠りにつく娘。
さて、一息つけるかなとカフェに入るも、休日だから大盛況で、もわっとした空気にぞっとする。そしてやっぱりざわざわしている店内の音でぱちっと目が開いてしまう。不機嫌そうな面持ちでこちらを見上げる。イートインのシールを貼ってもらった紙コップを持って、一瞬椅子に座ったがすぐに店を出る。
今日も2%の賭けにまけてしまった。
あゝ消費税。

そしてお店を出たらやっぱりまたすぐ寝るので、近くの小さな公園で座れないかな、と思って向かうもベビーカーではポールが真ん中に立った入り口を通れず、途方に暮れる。
とはいえやっと寝た娘、ベビーカーから下ろすのはかわいそうなので徘徊。道端のベンチに座ってぼんやりこれを書くなり。(さぞ、怪しい親子連れだろう。家出のように見えるだろうか)

今日はサークルの先輩の結婚式で、夫はそれに出席している。実は二次会に私も誘われたけれど、行ける手立てがなかった。寂しい。

この三連休は、過去に参加していた劇団の舞台もあるけれど、行けないかなぁ。友達の結婚式があるからこれだけは…と夫に頼んでいたが仕事が入りそう(まだ確定ではない)と言われて千葉に住んでいるお義姉さんに相談。結果預かってもらえることになったけれど(快く受けてうれてありがたい…)何となく申し訳ない。そしておっぱいの量がやっと戻ってきたところなのであんまり離れられないなあ…と悶々。

ピコンっと届いたLINEはだいたい佐藤健。
そうか今日は猫の日か。

そんなほんのり憂鬱な土曜日の夕暮れ時である。ご機嫌になる何かをみつけなくては。夫の苦手なタイ料理でもテイクアウトして、1人タイ料理パーティーしようか。

娘はまだ眠り続けている。
ちょっぴり肌寒くなってきたので、徐に立ち上がって、もう少しだけ街を徘徊して帰ろう。

(写真は顔に馬のおもちゃをのせるとちょっとだけご機嫌になる、とにかく眠たい可愛いちあき)

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