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akicom
2016年7月10日 23:03
「ちょっとまって」を飲み込む。縮まらない1メートル。祭りの音が、遥か遠くに感じる。会場に着いたときには夜店は片付いてしまっていた。夜店って、もっと遅くまでやっていると思っていた。子供の頃の感覚と、カタチだけ大人になっている私との夜の距離が随分と近くなってしまっているからだろうか。祭りの痕が私の目を奪っていく。辿ろうとすればするほど、うまくあるけない。ああ、間に合わなかった。もうあと30分仕事
2016年7月1日 21:33
「あいたい」とどれだけ言い合ったってなかなかあえない距離だから安心していた。だから私はおまじないのように「あいたい」と電話に向かって呟き、どこまでも切実そうに聞こえるあなたの「あいたい」を求めていた。その声に自分を探していた。 あいたいと言ってもいい人。あいたいと言ってくれる人。その存在に左耳がすがりついて、いつの間にか眠っていた。何時間も話せたのは何だったのだろう。共通の