#1 不便な生活からの脱出

2017年、結婚を機に夫との賃貸生活始まった。
結婚当初は貯金がなく、なるべく家賃を安く抑えるため
探しあてた賃貸物件で新婚生活がスタート。

築40年越えのエレベーターなし5階建の4階。
トイレと風呂は別の45㎡の2DK。

お世辞にも素敵とは言いがたい外見ではあったが
水回り以外はキレイにリフォームされており
駅からも徒歩10分圏内
主要な駅にも乗り換えなしで出られ
駅前もそこそこ栄えていて買い物や生活には不便はない。

そして肝心の家賃が6万円台。
頑張れば月10万近く貯金にまわせる！
イイところ見つかった〜！と当時は喜んでいました。

夫婦2人だけで暮らす分には
多少の不便さがあっても
そこまでストレスを感じず割と平和に暮らしていました。
が、
2年後の2019年。
子どもが産まれてから生活が一変するのです。

まず最初の難関は4階までの階段。
子どもと出かけるとなると、とにかく荷物が増える。
もちろん子どもも抱っこしなければいけないし
1～2年も経てば、10キロ越えの子どもと
ベビーカーを抱えて4階を行き来することになる。
しかも、我が家は車がないため
カーシェアを使うときはチャイルドシートも運ばなければいけない…。

実家に帰ったときなんかに
やたらとお土産やら何やら持たせてくれるのは有難いが
米、大量の野菜、お菓子その他諸々…

旅の最後にそれらの大荷物を階段で運ぶという
一大イベントが待ち構えているのである。
時には2往復することもある。
それが、なかなかのストレスになるのは
想像するに容易い。
夏なんて苦行そのものだ。

そんな生活にそろそろ限界を感じ始めていた頃
職場の同僚、親しい友人がマイホームを
買うという話が立て続けに飛びこんでくる。

そして、単純なわたしは火がつくのである。

引っ越しがしたい…！

エレベーターがあるところに！！

もっと広いところに！！！

ついでにトイレとお風呂がキレイなところに…！！！！