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スポーツビジネス事例集 6月のおすすめ10選【リモートマッチ期の新たな観戦スタイル提案とファンクラブ多様化】

こんにちは。3人制プロバスケチームTOKYO DIME広報 山本と申します。

現在「スポーツ×SNS」をメインの業務領域としており、2月末から #スポビズSNSアンテナ という下記のようなnoteサークルを運用をしております。

☑スポーツビジネスに関する最新事例を1日1個必ず解説する
☑2月末から現在まで毎日更新中の
☑月額100円~のサークル


(現在30名を超える方にご入会いただいております。いつもご覧いただいている皆様ありがとうございます!)

今回は、より多くの方にサークルの内容について知っていただき、サークルに加入して頂ければと思い、#スポビズSNSアンテナ で6月に紹介した30個のスポーツビジネス最新事例の中から、おすすめ事例10選をご紹介します!

6月はプロ野球が開幕、Jリーグの再開が決定。ビジネス面においては、それに沿った各チームの「リモートマッチにおける新たな観戦スタイル」の提案や入場料収入減少に対する「ファンクラブの多様化」が目立った月になりました

サークルに興味のある方はぜひは下記リンクから!↓

と、前段はここまでにして早速、スポーツビジネス最新事例を公開していきます!

①⚽【2020/6/9】J2 金沢が自チーム向け/対戦相手向けの分身サポータープランを同時に開始

まずは次々とアイデアを繰り出しいつも参考にさせていただいているツエーゲン金沢の事例

【ツエーゲンサポーターの皆様へ】「クラブ支援プラン」受付開始のお知らせ

【ビジターサポーター必見!】「エア遠征プラン」販売のお知らせ

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☑J2金沢がホームサポ/ビジターサポ向けの、段ボールに自身の顔写真を貼りスタンドに設置する「分身サポーター」プランを販売開始
☑値段はどちらも11,000円
☑ホームサポ向けは、TOPチーム運営 / 試合運営費(イベント含) / アカデミー・スクール事業強化 / ホームタウン活動、どの活動に支援するかを選択できる
☑ビジターサポ向けは石川県の特産品が返礼品として返ってくる
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Jの各クラブが始めている「無観客試合での分身サポーター」の設置
ツエーゲン金沢では、ホームサポではなく、ビジターサポ向けにも実施するという面白いアイデア

値段はどちらも11,000円で、ホーム側はどちらかというと「支援」文脈が色濃く、ビジターサポ向け向けは「対価」が用意された「クラファン」のような仕様だなと感じました。

「チーム問わず、みんなで無観客試合のチームを応援しようぜ」
という流れができ、このビジターサポ向けプランを実施するチームがどんどん現れると面白いですね!

②⚾【2020/6/10】Zoomを使用しホテルの部屋を疑似観客席に!西武の新たな観戦スタイル

続いて親会社の事業とも連携した西武ライオンズの事例

プリンスホテルがメットライフドームに変わる!?別室のファン同士がリモートで繋がる新しい観戦スタイルで盛り上がろう!

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☑プロ野球 西武ライオンズが、プリンスホテルと協力し、ホテルの客室でZoomをつなぎ最大で1日300人を超えるファン同士がリモートで繋がるプランを計画
☑チケットも発券、ライオンズデザインのビールカップが用意され、ホテルスタッフもライオンズユニを着用
☑限定グッズや特典もあり
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ホテルを疑似スタジアムと見立て、Zoomで多数の人と繋がりながら観戦するという、西武の提案する新たな観戦スタイル

①自宅ではなくホテルで観戦するという「非日常感」(スタッフのユニ着用やビールカップでそれをさらに増大)
②Zoomで多くの人と繋がりながら観戦できるという「スタジアムで応援しているような雰囲気」
③プリンスホテルは親会社西武グループのホテルなので、それも支援できているというファン心理

これらの点でこのプランは面白いなと思いました。
他のリーグやクラブもホテルとスポンサー契約を結んでいるところはたくさんあると思うのでぜひ横展開していくといいなと思います
「コロナの不安が無く非日常が楽しめる」という意味でホテルの客室での観戦が定着するといですね。

③⚾【2020/6/12】広島がビジター開幕戦での球場パブリックビュー開催決定

本拠地でのパブリックビューという広島の新たな観戦スタイル提案

広島が開幕戦のパブリックビューイングをマツダスタジアムで開催

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☑広島東洋カープが6/19のDeNA戦(横浜スタジアム)のパブリックビューイングを広島テレビ主催のもと本拠地マツダスタジアムで開催することが決定
☑費用は無料。16時開場~試合終了まで。
☑募集人数は抽選でペア500組(合計1,000名)。
☑対象者は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、広島県在住の方のみとなる
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広島が敵地での開幕戦に向けホームマツダスタジアムでのパブリックビューを決定
ホーム試合数が少なく且つ入場できる数も制限される今シーズン、ファンにとってはとても嬉しい企画なのではないかと思いました
恐らく売店や売り子も稼働するかと思いますので(広島は公開練習で売店稼働してた)、「球場でビールを飲み応援歌を歌う」という待ち望んでいた体験ができるでしょう。

また、今は500組1,000人限定ですが、今後規制が緩和されていけばもう少し多い人数を球場に収容でき、球団としてもビジターでの試合でも収入を得れる機会になり得るのでは?と思いました。

ぜひ今後も続けていってほしいですね

④⚽【2020/6/14】J1 ヴィッセル神戸が"いきもの"専用のファンクラブを開始!

ペット専用というヴィッセルの新たなファンクラブスタイル

自慢の家族と一緒に応援しよう「いきものくらぶ」設立のお知らせ

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☑ヴィッセル神戸が、ヴィッセルファンと一緒に暮らす“いきもの”たちが入会できる「いきものくらぶ」を7月より開始
☑対象はヴィッセルファンと一緒に暮らしているいきものたち(種類、性別、年齢は問いません)
☑会費は3,000円
☑オリジナルグッズや"いきもの"が家族の選手との交流会が特典
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ヴィッセル神戸の面白い企画。いわゆる「ペット会員」ですね

ペットがいる選手との交流会は人気でそうですし、会員専用ユニとかステッカーとかあればいいですよね。犬なら着させてあげられるし、ステッカーならお家に貼ってあげられるし。

ビジネス的に言えば対象は「対象はヴィッセルファンと一緒に暮らしているいきものたち」なので、ファンクラブ会費とは別にお金をもらえる設計です


第1回交流会は6/20開催。オリジナルグッズを選手たちと考えるMTGをするそう。いいですね!
https://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/17483.html

⑤⚽【2020/6/19】J1 鹿島の投げ銭過去試合配信の効果検証とやって分かった投げ銭スタイル

非常に興味深い、鹿島アントラーズが実施した投げ銭企画の効果検証

鹿島が提案する新しい試合観戦方法。“投げ銭”でクラブもファンも大喜び!?

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☑J1 鹿島が5/16に実施した投げ銭ライブ配信の視聴者数が公開
☑テレビでの過去試合配信に合わせ、鹿島OBの小笠原満男さんや中田浩二さんがPlayer!アプリ上で実況を行い、同アプリ上で投げ銭を実施するスタイル
☑、総閲覧回数は約5万7000回、総視聴者数は約1万5500人、同時視聴者数は最大3700人を超えた
☑「#鹿ライブ」「#満男」がTwitterで当日のトレンド入りを果たした。
☑視聴者のうち約6%の計926人が配信番組に対して支援
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鹿島が実施した過去の名試合配信ライブの視聴&投げ銭結果が公開
・総視聴者数は約1万5500人
・同時視聴者数は最大3700人
・投げ銭実施者は926人(約6%)

だったそう。この数字の良し悪しは分かりませんがJクラブが投げ銭やLIVE配信を行う場合の基準になるなあと感じました。

また興味深かったのは下記部分
「小笠原の現役時代の背番号にちなんで4040円と設定する人も見られた」

投げ銭は500円や1000円ではなく、出場選手の背番号にちなんだ額だと、例えばゴールを決めたときにかなり促進されるかもしれません。
これ、今後の投げ銭のUI作りの参考になるかもしれませんね。

⑥⚾【2020/6/22】球場に泊まれる!楽天の本拠地に宿泊施設が誕生!

なんと球場すぐそこに宿泊施設が誕生

Rakuten STAY x EAGLES 6/22(月)13:00~宿泊予約受付を開始

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☑プロ野球楽天の本拠地、楽天生命パーク宮城のレフト側後方「スマイルグリコパーク」内に宿泊施設「Rakuten STAY x EAGLES」がオープン
☑全4室の宿泊施設。楽天イーグルスの主催試合開催日に限らず、いつでも宿泊が可能。
☑室内は楽天イーグルスを一日中楽しめる様々な装飾やグッズで飾られ、部屋ごとに異なる雰囲気を楽しむことができる。
☑1階の部屋にはテラス、2階の部屋にはルーフバルコニーが付属しているため、屋内外から「楽天生命パーク宮城」を眺め、スタジアムの雰囲気を体感できる
☑6/22から予約開始
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球場「すぐそば」に泊まれる施設が誕生しましたね。
BBQをしながら、球場からの完成を楽しみつつくつろぐこともできるし、宿泊者は試合が延長になっても時間を気にすることなく楽しめる。ファンにとっては素晴らしい施設ですね。

楽天はこのホテルがある「スマイルグリコパーク」でのパブリックビューも決定していますし、無観客の中一番近くで「野球」を感じられるホテルですね
パブリックビュー詳細↓

今後増設されたりするのでしょうか。利用方法も楽しみです。

お部屋の詳細はこちら。ホテル詳細ページもかなり力がはいってます

⑦⚾【2020/6/24】無観客試合ならでは。千葉ロッテが無人のスタンドを使いホームラン企画

無人のスタンドを逆手に取ったロッテの企画は紹介時大きな反響がありました

ロッテのアイス ホームランターゲット

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☑千葉ロッテが本拠地のレフトスタンドに「クーリッシュ」「雪見だいふく」など、ロッテアイスのバナーを設置
☑マリーンズの選手が打ったホームランがレフトスタンドのどのターゲットに当たるかをTwitterで予想
☑予想が的中した方から抽選でロッテのアイスひと夏分が当たる仕組み
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無観客試合でスタンドが無人であることを逆手に取った企画。
でかでかと映るバナーや、応募の際のハッシュタグが
#コクうま~からのシャッキリ爽HRT
#ひんやりもちもち雪見だいふくHRT
など製品の特長付きであることから親会社商品の宣伝になりますし、ファンとしても見ながら楽しみが増えるし当たったら確実にツイートしますよね。

「だいふく弾キタ~~~!!」などのツイートも増えそう!

プロ野球だと、日本ハムファイターズもこれできそうですよね。
ピンチをチャンスに変えるロッテの事例ご紹介しました

⑧🏀【2020/6/25】Bリーグ初!マスコットのファンクラブをB2クラブが開始へ!

B2奈良はマスコットのファンクラブを解説

B2奈良、初の公式マスコットファンクラブ開設へ

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☑B2 バンビシャス奈良がクラブマスコット シカッチェのファンクラブ「シカッチェフレンズ」を開設へ
☑シカッチェは昨年6位、今年9位と、B1勢にひけを取らない人気を誇る
☑有料制で会員には特典グッズが。詳細は近日発表
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所属はB2ながらリーグ屈指の人気を誇るシカッチェのファンクラブを設立へ
リーグのマスコット総選挙では、B2から唯一のTOP10ランクインで他クラブファンからの人気やグッズの売れ行きも高い「シカッチェ」

このファンクラブの設立は、チームとしては、マスコット人気を活かしてチームや選手のファン以外も撮り込める、極論他クラブファンも取り込めるモデルになっていますね

Bリーグだと他にはサンロッカーズ渋谷のサンディとかも同様なことできそう

シカッチェファンクラブ「シカッチェフレンズ」詳細はこちら↓


ちなみに他にマスコットファンクラブを実施してるのはJ2のツエーゲン金沢。このクラブも面白いこと沢山やっているのでまた紹介します


⑨⚾【2020/6/28】団体席/複数視点/自分の分身アバター着せ替え 巨人の投げ銭システムが面白い

巨人は「団体」での観戦/投げ銭という新たなスタイルを提案してますね

「読売ジャイアンツ」東京ドーム12試合のオンライン配信ならびに視聴パスの抽選応募を開始

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☑巨人が投げ銭機能を搭載の視聴アプリ「FanStream」を導入
☑視聴アプリ内では「DAZNエキサイトシート」「バックネット裏」等の複数視点から映像配信
☑自身の分身として、市長画面に映るアバターを着せ替え可能(一部有料)
☑個室を作って友だちと観戦することも可能
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従来の投げ銭とは少し違った巨人の投げ銭企画
特徴は
①団体席がある(友達通しで盛り上がっての投げ銭可能)
②自身のアバターを作成し着せ替え可能(投げ銭だけでなくアバターの着せ替えでの課金機能)
③複数視点からのLIVE配信(テレビやDAZNで見るよりも視点数が多い

通常の視聴に投げ銭機能を加えるのでなく「新たな視聴スタイル」として導入するスタイル面白いですね

⑩【2020/6/30】J1 名古屋がドライブイン パブリックビューを実施

そして今回最後に紹介するのは、名古屋グランパスならではの企画!

「MY HOME STADIUM」プロジェクト第5弾 Jクラブ初『ドライブイン パブリックビューイング』開催決定! -7/12(日)開催@トヨタ自動車本社グラウンド-

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☑7/12 アウエーセレッソ戦でのパブリックビューを開催
☑場所はトヨタ自動車株式会社本社グラウンド
☑参加台数は220台・5,000円/台
☑キッチンカーも出店しスタグルも堪能
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TOYOTAのチームならではの企画
1台5,000円で最大220台までなので、最大1,000人弱が1つの場所でみんなで応援できる
スタジアム観戦の良さは、「みんなで応援し感情を分かち合えること」なのでその体験ができるのは素晴らしいですね
さらにキッチンカーでスタグルも楽しむことができ、「疑似現地観戦」が楽しめるいい企画!


⑪続きはこちらから!


以上6月のおすすめ記事10選でした!

#スポビズSNSアンテナ では、上記のようなスポーツビジネス最新事例を1日1記事毎日必ず解説しております。

2月末から毎日更新し紹介する事例は130個を突破!少しずつですが有益なサークルになってきているかなという自負があります。

ちなみにこのサークルに入る利点として、毎日最新事例をチェックすることでスポーツビジネスにおける施策の流行り廃りを肌感覚で感じられるようになっていきます。特に今年は新型コロナウイルスにより状況が目まぐるしく変わる中、4月は試合ができない中で「無料」でファンとのタッチポイントを生む施策が中心でしたが、5月に入り無観客での収入を生み出す施策にシフト。6月はリモートマッチに適応した新たな観戦スタイルの提案が各チームの施策のメインになってきました

有益だなと思っていただいた方は、ぜひ下記サークルご登録いただけるととても嬉しいです。7月から学生プランも作りました。夢を追う学生の後押しを少しでもできればと思っております。↓

スポーツ業界で働く方/志す方にとって、自身の携わる種目以外の情報にもアンテナを張ること、また今やスポーツチームにとって欠かせないツールであるSNSにおけるアンテナを張ることは必須であり、このサークルは必ずやそれに役立つものになるはずです。

そしてコロナにより、新たな収益源、価値、スポンサーアクティベーションを生み出していかなければいけない各スポーツクラブにとって他チーム事例はとても参考になると思っています。

下記2月/3月/4月/5月分の記事も公開しているのでどうぞ!

今回は以上です!ではまた来月!

筆者Twitterもぜひチェックして頂けると嬉しいです↓

https://twitter.com/akibleague2018




お読みいただきありがとうございました。頂いたサポートは様々なスポーツの観戦費用とさせていただきます。色んなスポーツを見て勉強します!