「スキ」よりも「コメント」がスキ?
noteを使い始めてようやく一ヶ月が過ぎようとしている。
ここで改めてnoteに対する感想をまとめておこうと思う。
「スキ」に込められた意味
最近最も気になっているのがnoteの「スキ」の機能である。
この機能は、相手のnoteを見たり読んだりしたときに、好感の意を伝えるもので、ファエイスブックの「いいね」と似ている。
たしかに、コメントに悩むこともなく、気軽に相手にメッセージが伝えられるのは便利だ。
特に忙しくて時間がないときは、このような手軽に相手にメッセージを伝えられた方が相手との「つながり」も維持しやすい。
しかし、使い続けているうちに、「スキ」にはもう一つの意味があることに気づいた。
「スキ」のもう一つの意味
それはmixiの足あとのように「君のnoteはちゃんと読んだよ」と伝える意があることだ。
この場合は相手の記事がいいかどうかに関わらず、とりあえず「スキ」がつけられる。
「スキ」の意味はまだあった
さらに、noteの「スキ」には、もう一つ気になる意味が隠されている。
よくよくnoteのコンテンツを観察していると、多くの人のノートに「スキ」をつけている人がいる。
すべてのノートに目を通し、それらがすべて気に入ったうえで「スキ」をつけたり、相手に「ちゃんと読んだよ」と伝えたいために「スキ」を付けたりしているならいいが、おそらくまともに目を通してもいないのではないだろうか。
この場合は「ノートの内容に関わらず、一応あなたとのつながりを維持したい」という第3の意味になる。
「スキ」の意味 まとめ
ここでもう一度、noteの「スキ」の意味をまとめてみよう。
1.相手のnoteを見たり読んだりしたときに、好感の意を伝える
2.相手のnoteを見たり読んだりしたときに,ちゃんと読んだことを伝える
3.相手のnoteには全く目を通していないが、相手とのつながりを維持したいという意を伝える
もっとも重要な「スキ」は?
私が最も重視したいのは、もちろん1番の「相手のnoteを見たり読んだりしたときに、好感の意を伝える」というものだ。
なぜなら、1番はクリエイターに創作上の意欲を与えるのに対し、2番目や3番目は創作上のフィードバックが受けられず、今後の活動の改善には役立たないからだ。
noteは本来、クリエイターの人たちがSNSの活動などに煩わされることなく、コンテンツに集中するために作られたのではないだろうか。
それがいつの間にか、コミュニケーション重視の場となって、創作上の発展を促すものとは逆の道をたどっているようにも思える。
もしもクリエイターが3番の意味で「スキ」を使っているとしたら、一体何のためにnoteを利用しているのだろうか?
noteにはSNSとしての機能が備わっているので、それは仕方がないことだと言われればそれまでだが、少なくても自分は1番の意味だけで「スキ」をつけていきたい。
そして、できるだけ「コメント」をつけて、相手の創作上のフィードバックにつながるようにしていきたいと思う。
他人のnoteに「スキ」をつけても、相手にはどの意味で「スキ」がつけられたのかは分からない。
それは与えられる方にとって永遠に「謎」のままである。
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