見出し画像

時間配分・住む場所・付き合う人を変える

よく自分を変えたければ、

1.時間配分
2.住む場所
3.付き合う人

を変えると良いと言われています。私自身の経験でいうと順番は下のように変更し、内容は下のように言い換えたいです。

1.住む場所+働く場所(異動・転職)(強制)
2.時間配分(半強制)
3.付き合う人(意識)

1.住む場所+働く場所(異動・転職)(強制)

私は意志が弱い人間なので、まずは強制的な環境変化が先に来ないと自分自身の行動や習慣を変化させることが難しいです。なので、まず最初に「住む場所+働く場所(異動・転職)」を変えなければなりません。

大学卒業までは、年単位で強制的に場所を変えること(小中高大、クラス変え等)になるので、そんなことは意識もしませんでしたが、社会人以降は自分自身で環境を能動的にに変えていかなければ環境を変えるチャンスはそんなに回ってこないことに気づきました。

そういう意味で最初に楽天に入ったことは本当に良かったと思っていて、毎月のように変化が起きるあの会社では環境を変えるチャンスはいくらでも転がっていました。そして、それを転職せずに社内異動や仕事の変更でできたのは私にはとても合っていました。

海外に来たことは、今までで最も変化の強制力が高い環境に身を置くことになったという点で、自分自身の行動・習慣を変化させるのに効果を発揮しています。

2.時間配分(半強制)

「1」で強制的に環境が変わると、時間配分も強制的に変わるので、ここについては、「強制的に変化した後の時間をどう使うか?」という視点となります。

楽天時代の私は、朝から深夜までそれこそ働き詰めで、早くスキルを身に付けたい、結果を出したい一心で土日に働くことも日常茶飯事でした。空いた時間は友人と飲みに行ったり、大学体育会のコーチやOB会の委員をしたり、社会人サッカーをしていたので、自分の為に使える時間というのはあまりとることができず、それこそ本当に意識しないと自己投資の時間はとれませんでした。

こちらに来てからは、現地の仕事環境・習慣として毎日のように深夜まで働くことはなくなり、友人や知人も少ないため自分自身が自由に使える時間が圧倒的に増えました。これは、環境を変えたことで強制的に起こったことで、おそらく日本で働き続けていたらこの時間配分は得られなかっただろうと思います。

空いた時間で、ヨーロッパの他国の試合やスタジアムを見に行く機会を増やすことができ、また国際的なスポーツカンファレンスにも行くことができるようになりました。自分自身の勉強の時間も日本にいたときの比ではない時間を確保できるようになったことで、SNSでの情報発信を整理する時間も取れるようになりました。

一番重要なのは「空っぽ」になれる時間を思う存分取れるようになったことです。私は1日に必ず1時間以上はボーっとする時間が必要なんですが、日本にいたときは睡眠時間を削ってこれを確保していました。こちらに来てからは思う存分ボーっとする時間を確保できるようになり、これは自分の精神的な安定感を増やしてくれます。
昔「ゲゲゲの女房」というNHKの朝ドラがやってましたが、水木しげる先生の仕事場の壁に「無為に過ごす」という言葉が掛かっていて、この「無為に過ごす」ということが、自分にとっても何物にも代えがたい至福で、幸福度は格段に上がったのではないかと思います。

3.付き合う人(意識)

今までの「1.住む場所+働く場所(異動・転職)」「2.時間配分」はある程度強制的に変更が可能なものだと思っていますが、最後の「3.付き合う人(意識)」は意識して行動しないと変化はないものだと思います。そういった意味で「3」については「1」「2」とは切り離した独立なものだとも言えるかもしれません。

もちろん環境が変われば関わる人も変わりますが、それはあくまで表面上変わるだけで深い所では、それだけでは変わっていません。携帯の電話帳、メールアドレス、SNSで今まで通り過去の人間関係とはつながっているわけですから、環境は関係なく過去の人間関係とはつながれるわけです。なので、最後の「3」については自分自身で意識的に行動を変化させる必要があります。

私自身はSHCをきっかけに、スポーツを軸に新しい環境にあるコミュニティでの繋がりをまずは構築することから始めました。そこから派生して、人からの紹介や新しい人と会える集まりには積極的に顔を出すように心がけるようになりました。と、同時に過去のコミュニティとの接触頻度は意識的に下げるようにしました。時間は有限であり、私の身も一つで、体力にも限界があるので、ここは「2」を意識的に変えた所であると言えます。

もう一つ大きかったのはSNSの運用です。プロフィール、発信情報を整理することで今まで繋がれることのなかった様々な人たちとつながることができるようになったことは自分自身の大きな変化です。

よく極論的に、過去の人間関係は切り捨てよう、みたいなことを主張している人もいますが、私は過去の人間関係も大切にすべきだと思っています。今の自分があるのは過去からの連続性の上になりたっているので、過去の人間関係を否定することは、過去の自分も否定することになると考えているからです。そして、新しい人間関係は自分を生まれ変わらせるものではなく、あくまで過去からの積み上げにより人間的な層が厚くなったということで、それを表面上から見ると「変わった」ように見えているのです。

あとがき

人生100年時代で重要なのは、人的ネットワークを自分自身の資産ととらえ、定期的な環境の変化を取り入れていくことであると思っています。
私のこの考え方に影響を与えた本はこの本です。

人生100年時代をいかに生きるのか?より良くるために変化を積極的に取り入れて生きていくことが大切だと考えています。

#自分を変える
#住む場所
#時間配分
#付き合う人
#ライフシフト
#ビジネス
#考え方