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雑草力が大切

ふと、「雑草力」なる言葉が思い浮かんだので、忘れないうちにnoteに考察をしたためます。

昔、元野球選手の上原 浩治選手が「雑草魂」なる言葉で一世を風靡しましたが、そこでの意味は「非エリートが不屈の闘志で成功を勝ち取る胆力」みたいなことを表していたのだと思っています。

私が思い浮かんだ「雑草力」なる言葉は上記とはちょっと違います。

「雑草」とは?

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goo辞書では上記のように定義されています。
人間への比喩で使用される場合、「3」の意味で使われることが多いと思います。

加えて、「1」のイメージで「名も知らない雑多な草」というとことから、雑草という言葉を人に当てはめるとき、少し卑下した意味合いを持つものでもあります。

「雑草力」の定義

私の言う「雑草力」なる言葉は、主にビジネスの場、または海外での生活において使われる言葉です。

【定義】
1.どのような環境下でも、自らの力で根を張り、成長・成果をもたらす力
2.力を発揮するために”環境”が必要なのではなく、”環境”に合わせて発揮する力を変化させられる”したたかさ”

どういったことかというと、より個人の生き方にフォーカスされて生き始めている現代において、組織=環境が人を選ぶのではなく、人が組織=環境を選ぶ時代になってきています。

そのような場合に、一つの決まった環境、人から与えられた環境で純粋培養されたような生き方ではなく、自分自身で環境を選び取り、どの環境の中でも生きていく力が必要になっていると感じています。

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また、我々の生きる時代は寿命100年の時代です。今まで存在した60歳でリタイアして年金生活を送る、という生き方から大きな転換が生まれています。そういった中では、「環境を変えて働き続ける」生きていく力がさらに必要になっていきます。

さらに、日本の今後のグローバルでの位置を見たときには、今までと同じようなやり方では通用しなくなっていきます。
世界との境界を無くし、島から出て日本と違う環境で生きていく力がこれからもっと必要になっていくはずです。

スポーツ業界でも生かされる「雑草力」

スポーツ業界、特に私はサッカークラブで働いていますが、サッカークラブではこの「雑草力」が、より試される場所であると考えています。

1.会社オーナーが変わる頻度が早い(環境が変わる)
2.昇降格でビジネス環境は激変する(環境が変わる)
3.ビジネス、チームスタッフ、選手ともに移籍が多い(環境が変わる)
4.労働環境が整っている方が少ない(自立した働き方が必要)
5.海外マーケットと直接つながっている(グローバルヒエラルキーでの位置づけ)

このような要素が頭の中にずっとぐるぐる存在していて、ふと「雑草力」という言葉を思いついたので、今まで考えていた点と点の要素をまとめておこうと思い、書きました。

スポーツ業界を志す方々、スポーツ業界で働く方々の参考になれれば幸いです。

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