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ラフマル配信後記#100:吉澤悠花さん

 地域と東京を繋ぐライブ配信番組『ラフに〇〇語らせて(通称ラフマル)』配信後記をお届けします。

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 第100回目のゲストは、東京の大学院で学びながら、長野県塩尻市でのインターンをしている吉澤 悠花さん(通称“おからちゃん”)がゲスト。自身を“居心地クリエイター”と語るおからちゃんが考える“居心地”って?地域での暮らしって?

POINT①  “居心地”クリエイター?
 様々な切り口のある”居心地“という言葉。社会の”当たり前“や”枠組み“などのマジョリティから外れてしまった人、そんな”外れ者”のしんどさや生きづらさを解きほぐす居場所やコミュニティをつくること。これがおからちゃんにとっての”居心地“づくりだといいます。教育学部で学ぶうちに、教育に限らずそもそも”居場所“”居心地“って何だろう?と考えるようになり、大学院では文化人類学を専攻し、フィールドワークを通じた実践的な研究を行っています。

POINT② 私が考えていることは、誰かも同じように考えている
 大学時代に貧困家庭や発達障害のある子供と関わる機会のあったおからちゃんは、子供たちの言葉の中に自身の幼少期に抱いていた生きづらさやしんどさに重なるものを感じたといいます。「自分が思っていることは、他にも思っている人がいると思う。それで救われるところもある。」という気づきを得ます。自分と同じ考えの人や取り組みがすでにあることを認めた上で、その上に実践し研究することで新しい知見を重ねることにオリジナリティが生まれる。「巨人の肩の上に乗る」そんな哲学が彼女の軸にはあります。

POINT③ フィールドワーク先としての地域
 もともと海外旅行が好きだったというおからちゃん。自分の足で赴き、自分の五感で感じることを大切にしているそう。テーマやキーワードがあることで、より深く地域に入り込めると考え、修士論文のフィールドワーク先としての地域を探しはじめました。知人を介して出会った塩尻は、関わりシロや余白の多い地域で、そこがおからちゃんにとって“居心地の良い場所”でした。ただ居心地の良さは人それぞれだとも言います。地域や出会いのきっかけはすでに様々あり、そうした地域の拠点の横のつながりを作っていくことも大切だと考えているそうです。


 お話をする中で何度も「今後考えが変わってしまうかもしれないけど…」と前置きしていたおからちゃん。現在進行形で“居心地”を模索している彼女ですが、多くの人が抱えるいきづらさやしんどさを許容する優しい共感力には強い芯を感じました。「みんなで思い切り笑い合えるような状況、どんな人にも居場所がある状況を求めている」そんな理想が現実になるきっかけが、さまざまな地域に転がっているのかもしれません。

 ご視聴・コメントいただいた皆様ありがとうございました!

(カサネル合同会社 湯浅亜木)

▼過去に二拠点居住がらみの記事も書いています。こちらもご覧いただけたら嬉しいです。


◯どんな番組なの?
東京から地域にアクションするコミュニティ「Localist Tokyo」のラジオ好きメンバーがお送りする、地域と東京を繋ぐライブ配信です。東京以外の地域に住む方やLocalist Tokyoのメンバーをゲストに、東京とそれ以外の地域の交流のキッカケを作っていきます!毎週日曜日22〜23時に配信中!



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