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【石川震度7地震の記録】2024/01/05

2024/01/05金曜日

気持ちの整理を兼ねて思うことを書きます。

日に日に死者が増え行方不明者数も増えていく。
方言でのインタビューが尚更胸をえぐる。涙が出る。元旦の午前が遠い昔のようで、戻りたい。

こういった災害がないと地名を覚えてもらえない現実も悲しい。
それと改めて石川県は縦に細く長いことをこの地震で痛感する。

限られた陸路は土砂で通行不可になると瞬く間に孤立地域が増える。
物資の搬送が遅れている原因のひとつがこれでもあるが、それにしても国の上の人たちの行動が遅い。仕事が遅すぎる。
72時間の境界線の話題を72時間間近に口にしているのは悪夢かと疑う。
岸田総理の年始の所信会見とその後のテレビ番組生出演のことを知り私は絶句した。
岸田総理はもう私たちを見捨てたんだ。
もともと見えてなかったんだ。

怒りのツイートがあがっているが、石川県民として今は怒りがわかない。そんなことより現場に意識がいってる。祈りと先ず何が出来るか、そしてつづく不気味な余震に心が定まらない。
緊急地震速報のおどろおどろしいアラート音が脳に焼き付いている。
思い出さないように意識する。

壁に背中をつけると揺れてるんじゃないかと神経過敏になる。
色んな生活の音に体がすくむ。

晴れ間が涙が出るほどありがたい。
雨が降るとソワソワする。

恥ずかしい話だが今さらながら募金と義援金の違いを知る。
やっと昨日石川県庁で義援金の募金箱が設置された。口座振込も始まった。
国のトップがあれだから情けないし頼りないけど自治体の方たちは一生懸命動いてくれてる。だから信じるというわけではないが公的機関(公共機関)で義援金を個人で無理のない範囲でする。

今は救助や災害時のプロフェッショナルたちが現地で動いてくれている。
それ以外の人は要請が出るまで、OKサインが出るまで立ち入ってはいけない。
それが冗談抜きで迷惑になる。

よく知らないタレントが既に現地で物資を差し入れたと本人の動画が上がっている。
善意あってのこと。それは理解している。
でも今はまだ入らないでといわれてる中、前例を作らないでほしい。

私たちは今出来ることは限られているが限られたことをするしかない。

私は今の総理をはじめとするそれらの取り巻く国の上の一部の人のことは諦めているのでどうでもいい。
怒りではない。
呆れているのだ。

その下で指示のもと、懸命に尽力してくれている救助隊、自衛隊、その他のプロフェッショナルの方々にお願いしますと頭を下げる気持ちで一杯です。


あと、SNSなどで関連した話題で言い争わないでほしい。
企業の比較も。
関係のないことを引き合いに出さないでほしい。
あの芸能事務所がどうだこうだと全く関係ないことはよそでお願いします。
この震災を食い物にしないでください。

被災者同士でマウント取り合わないでください。
それが出来るのは元気な証拠なのです。
被災者だって様々です。
今も救助を待っている人。体育館で疲弊している人。車中泊している人。自宅で過ごせても断水、停電している人。
みんな震災の被災者です。

今余震で揺れる中noteを書いてます。
私たちは今まだここにいるんです。

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