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【山羊日記#16】浮かばれない例えたち
自分「ほら、あの人!そっくりじゃないけ?なんて名前やったかな~…この前までドラマに出とった…あ!そうや!Aさんや!あの人ってAさんに似とるよね?」
相手「え?そう?」
不毛な会話。
よくある会話。(私には)
どうも昔から私の例えがストンと落ちない。
自分「カロリー0の某炭酸飲料ってさ、小児科で処方されるシロップの薬に後味似とらん?」
相手「え?そう?」
はぐれメタル(メタルスライムでも可)にダメージを与えられない。
攻撃がピロンとかわされる。
もう…いいや~…と、
例えるのは止めようと思った時もあった。
(とかいいつつ懲りずに例えてるよ…トホホ)
さて、気を取り直して…
詩を読んでいると様々な比喩と出会う。
そんな時、作者の思いを想像する。
頭を何周も駆けめぐる比喩。
(わ、わからん…正直、わからん)
そして結局なんとなくわかったつもりにして終わらせてしまう。
難しい比喩はいくらでもあるし、わからないものはわからないのだ。(今の私にはわからなかったと思うようにしている)
その逆も然りで
詩を書いていて無理して比喩を使わない。
ひねって考えた比喩はあざとい。
「え?そう?」
過去に却下されつづけた門前払いの行き場を失った迷子の例えたちが怨めしそうに私を見ている。
薬師丸ひろ子的な朝…
原田知世的な夜…
浅香唯的な夏…
吉永小百合的な冬…
(敬称略)
今即興でイメージとニュアンスを探って繋げてみた…
……あ、そうか。
こりゃあ、わかってもらえんわ。ハハハ
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