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リハビリとして書く。

書けなくなってどれくらいが経ったのかと思う。毎日「書かなきゃ」という焦りとモヤモヤした状態がこの2~3年続いている。ずっと現実逃避しながらも逃避もしきれていない状態が苦しい。

書けなくなった当初は、自分が本心で望んでいたことだから、時間がかかってもやれると思っていた。でも、ほどなくして自分が本当に書けないことに気がついた。

なにより、ワクワクしないのが問題。これを書き上げたいという熱い気持ちがなくなってしまった。でもやめようにもやめられない。時間とお金をたっぷり投資したというのもあるし、自分に負けた気がするし、途中で放り投げた自分を許せなくなる気もする。要するに未練たっぷりなのだ。

「それならつべこべ言わずに書けばいいのに」という意見は何度も自分にした。でも、書きかけの文章に目を通すことすら脳が拒否している。書けない以前に、そのことについて考えられなくなったのだ。悔しいけど「モチベーションがなくなった」のである。

巷に溢れるモチベーションややる気アップに関する情報を検索し、動画をみたり、本を買って読んだりもした。その中で自分に一番役に立ったと感じたものは、「後回しにしない技術」と「BRAIN DRIVEN」という本である。前者は現状打破のための考え方や具体的な技術を提示してくれ、後者は脳神経科学の観点からモチベーション・やる気・ストレスなどを説明し、自分で現状打開するためのヒントが盛り込まれていた。

書けなくなったことについて向き合うにつれて、「書く」という行為の前に「そのことについて考える」ということができなくなっているのが分かった。どうやったら再び考えられるようになるのだろう…。

そんな時にnoteを知った。たくさんの人が書いていた。いろんな表現方法で。それを閲覧しているうちに、自分でも書きたくなった。だから、自由気ままに考えていることや、表現してみたいと思えることについて書いてみた。そうすると、楽しくなってきた。ワクワクしてきた。

noteに書くことは、仕事でもタスクでもない。ほどよい緊張感はあっても、「~ねばならない」というプレッシャーがない。ダメ出しされるんじゃないかという極度な恐れもない。表現の自由度が高いから、書ける。何かに囚われることなく、書きたいと思って書ける。noteに書いているうちに、段々と「また書けるようになるんじゃないか?」という気持ちが出てきた。

私は「アレ」を書き上げないときっと後悔すると思う。「アレ」を書き上げられれば自信を取り戻せる気がする。

その気持ちはまだ弱々しい芽でしかない。それを大事に大事に育て上げていきたい。


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