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個展のデメリットって…?

写真活動をしておりますAkiです。
YouTubeでも写真関連の内容を投稿しているのですが…YouTubeの性質上需要と供給が成り立たない動画って伸びないんですよね。 いろんな写真の話をしたいものの、そういった理由で話していないことたくさんあります。
今回は前回の個展の話の続き「個展のデメリット編」をゆるーくしていこうかと思います。

参考
2020/7 「Fujiと私と江の島と」個展開催
2022/3 「My see of Iceland」個展開催
個展のデメリット
・お金がかかる
・集客が難しい
・展示等知識が必要
・展示後の写真の行き先

お金がとにかくかかって仕方がない

何をするにもお金かかりますよね。
この個展にももちろんお金かかります。

・場所代
・印刷代
・額等展示代
・在廊の際の移動費
・在廊中の食費
・看板等の印刷代
・写真集等の作成代


・場所代
まずは展示するのに場所を確保する必要があります。この場所代が1番金額として大きいですね。立地などで金額や確保できる日数がかなり幅があります。例えば銀座や東京などで場所を押さえようと思うと「3日で数万」「7日間で数万」幅はあるものの5万から10数万まであります。都内は期間が短く高いところが多い印象です。なので都内で展示を考える場合は個展よりもグループ展等で割り勘するのが良いでしょう。
都内から少し離れると相場は少しずつ下がってきますが、その分アクセスが悪くなるのが難点ですね。

・印刷代

これも当たり前ですがかかります。そしてこだわればこだわるほどかかります。依頼する印刷会社・使用する紙・印刷サイズ・枚数・印刷のグレードなどで相場は変わってきます。
展示する際は自宅のプリンターを使用することはほぼないと思います。
「こんな感じにしたい!」と特殊な紙や印刷方法を取ることでよりお金がかかります。また印刷が一発で決まることは少ないです。「印刷してみたらなんか色が微妙…」となれば印刷し直しが必要になります。印刷会社によっては色を事前に確認できるところもありますが、改めて刷り直しとなるとその分お金がかかります。
個展において「写真をどう見せるか」一番のこだわりポイントとなるため、もちろんここにお金をかけて当たり前ですが予算との相談も必要です。

・額等の展示代
写真をこだわるだけでなく、「その写真をどう魅せるか」重要となるのは展示方法です。展示方法も様々あります。額やハレパネ、上から吊るのか立てかけるのか。額もサイズやグレード、もちろん値段もそれぞれです。ハレパネは安いですが展示方法を少し工夫しないと印象が弱くなってしまいます。自分の写真をどう魅せられるかを考えつつ、予算との相談が必要です。

・在廊中の移動費・食費
個展は在廊が命です。逆に在廊しないのであればやる必要はないのではないかと思うほどです。在廊するための移動費、食費は当たり前ですがかかってきます。ここをケチるとせっかく写真を見に来てくれたにも関わらず、写真の話を出来ず帰らせてしまうことになります。個展におけるメリット、直接その写真について語り尽くせるを自ら潰してはもったいないです。移動費は正直かなり痛いですが、見に来てくれる方のために惜しまず費やしましょう。

・看板等の印刷代
例えば色んな写真関係の店舗におけるような宣伝用のDMハガキの作成、個展入り口に立てるor貼る看板用写真など。必要に応じて作成することになります。

・写真集等の作成代
個展を行う際展示作品に加えて未発表作品を使用した写真集・ZINE・L版ハガキ等の作成を行う場合があります。
これは個人で作成する、しないの選択肢があります。私としては個展に来て写真を見てもらって、良き写真と感じていただけるようであれば写真集も手に取っていただけるとより楽しめるかと思い作成しております。
または一冊だけ作成し展示場所に置くことで、「見せたい写真はたくさんあるんだけどそんなに展示できなかったからこれも見て!」も可能です。
記念にもなるので私は作成を推奨します。

ざっと見ても色々お金かかります。私はありがたいことに場所代なし、印刷代のみという条件で2回個展を行いましたので各個展10万以内になりました。(A1印刷等大きな印刷を行う時が多いので印刷代がえらいかかってます)
私の印刷代等に場所代がかかってくると開催場所や開催日数等で変わってはくるものの前後15万前後にはなってくると思います。なんだかんだお金かかるんですよね。
もちろん場所代や額をレンタル等することでもっと安くすることも可能です。例えば喫茶店の中で展示を1週間、額はレンタルorハレパネ加工をするなどでもっと安く行うこと可能です。
お金は必ずかかってしまうものなのでデメリットとさせていただきます。

集客が難しい

よし!では個展しよう!と展示を行っても難しいのが集客になります。
せっかく展示するのだから少しでも多くの方に見て欲しいですよね。
ただ集客って本当に難しいです。例えば私の各SNSアカウントTwitter4000フォロワー/ Instagram700フォロワー/ YouTube 登録者3800人です。ぱっと見数字的には大きめに見えるものの、実際のファン層は5%未満、写真集などお金を出せるぐらいのファン層は3%ぐらいだと思っています。
なので実際に展示に来てくれるのはファン層+興味がある方という感じで私は見ています。となるとアカウントトータルで約1万人ぐらいあってもごった返すぐらい来る訳ではないと言うことです。集客難しいです。
もちろんSNSの数字が全てではないです。ですが今や発信ツールをいかに使うかの世界にはなっていると思います。
ではSNSフォロワーがいないと個展できない?そんなことはないです。ただ集客できる要素がかけているには違いありません。なので私としては初めての個展は人が必ず行き交う場所が良いと思っています。例えば喫茶店の壁をレンタルする、バーの壁をレンタルする、写真屋さんの壁をレンタルするなどです。そこに来る方々は写真をメインに見に来ている訳ではないかもしれなせんが、その写真を見たきっかけに話が進むかもしれません。
正直集客は難しいです。発信力にも限界がありますし、初めての個展だと人が来ないかも…という不安もあるかもしれません。なのでいきなり大勢に向かって写真の話をする!と言うよりは私の写真に気がついてくれたその人に精一杯写真のことを伝える!ことで個展、展示の意味を見出せるのではないかと思います。

展示の知識が必要

一応デメリットで上げましたが慣れですね。私も正直まだまだ色々聞きながら行うレベルです。特に展示方法やどうしたら見やすい・伝えやすい・魅せられる展示にできるかは難しいです。なので色んな展示をまずは自分の目で見てみる。展示したことある人に聞いてみる。展示会場のスタッフの方に聞いてみる。この辺りが必要になります。

展示作品の行き先

展示した後の写真ってどうするか問題です。有名写真家さん等であればその場で写真が売れることもありますが、なかなかそうもいきません。
個展を行うことはもちろん良きことですが、その後の写真たちの行き場に困ることがあります。捨てるのは簡単だと思いますが、一枚一枚仕上げた作品です。せっかくなので展示する段階でこの写真はこうしたいな…!など少しイメージしておくと良いかもしれません。
ちなみに私は一部作品は自宅に展示し、他展示作品はBASEにて出品しております。
少しずつではありますが売れると嬉しいどころではないですね。
https://akiphoto.base.shop/

個展のデメリットを書いていたつもりが、各項目ごとに解決策を書いていました。と言うことはデメリットはあるものの、それらを解決し個展は行うことができる!と言うことですね。
次回は個展準備編でも書いてみようかと思います。

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