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気になったニュース#32 【3Dプリンターが作る肉】 2022.5.12

東京大学や大阪大学が、培養肉生成の新手法を開発したことをまとめた記事です。

東京大学は研究倫理審査をクリアした「実際に食べられる」培養肉を、大阪大学は3Dプリンターを活用することでかたまりの肉により近い食感を出した「培養ステーキ肉」の開発に成功したとのことです。
培養ステーキ肉は、まずは100グラムあたり1万〜2万円で供給することを目指しているとのことで、自然の肉に比べてかなり割高ではあります。
しかし技術が成熟し、大量生産の供給体制が整った際には価格は大きく下がり、そのうちに自然肉よりも培養肉のほうが安くなる時が必ずくるものと思います。
牛や豚を育てて食肉とするまでには、大量の飼料や水、土地が必要となり、コストは決して安くありません。今後世界的に人口が増加し、2050年には97億人に達すると言われており、現状の食糧供給のままでは食糧不足に陥る可能性が高いです。
その解決策として、培養肉をはじめさまざまなフードテックが開発されていくものと思われます。

また、動物愛護の機運が高まってヴィーガンが増えていたり、また動物(特に牛)が吐くゲップに含まれるメタンが地球温暖化の非常に大きな原因となっていると判明していることから、それらの理由からも培養肉を好んで食べる人がますます増えることと思われます。

自分が高齢者になった日には、「昔は牛や豚の肉を食べていたんだよ」と言って子どもたちに語って聞かせることになるかもしれません。

また肉だけではなく、代替ミルクもすでに製品化されています。

私自身は肉もミルクも大好きですので、代替製品になるとがっかりする気持ちもあるのですが、時代の流れになってしまうともう止めようがありません。
どうせならば自然肉を超える美味しさの代替肉ができることを楽しみにしようと思います。