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気になったニュース#24 【どうなる? Twitter】 2022.4.26

Twitterがイーロン・マスク氏の買収提案を受け入れることで合意したそうです。

マスク氏が提案した買収額は約5兆6000億円とのことで、Twitterの現時点での評価額が約4兆6700億円であることを考えるとかなり高い買収額です。
彼が買収した理由としては「言論の自由」を守る、という目的だとのことです。
ただマスク氏はたびたび突拍子もない言論を繰り返す癖があるので、実際に彼にどのような真意があるのか図りかねるところがあります。
普通であれば大風呂敷を広げるだけの詐欺師になりそうなものですが、実際にテスラモータースをもってEV市場の最先端を牽引していたり、スペースX社のロケットでISSへの有人飛行を成功させたりという超人的な実行力とスピード感で広げた風呂敷を実現してきていることが恐ろしいところです。

彼がTwitterの買収後に実行するとしている事柄は、

・検閲的な行為の極力排除
・投稿の表示順序などを決めるアルゴリズムを公開
・投降後に編集できるボタンの実装
・スパムボットの排除
・認証済みアカウントの取得手続きの透明化

などだそうです。

世界的な潮流でいえば、トランプ元大統領やQアノンといった内容に関する陰謀論にフェイクニュース、新型コロナウイルスに関する情報の拡散、やロシアのウクライナ侵攻などに関連するヘイトスピーチなどが問題視される気運が高まったことで、むしろSNSの言論に対して規制の強化の流れが強まってきています。
その中にあってマスク氏の掲げた目標はその流れに逆らうものでもあります。
また彼はTwitterの株式を非公開化することを宣言していますが、Twitter社で働く社員の中にはストックオプションの形で受け取っている株式の扱いを心配している人もいるそうです。
Twitterがどのように変わっていくのかわかりませんが、今後も一波乱も二波乱もありそうです。