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結婚の意味が解らなかった人生

幼少時代


物心ついたときには母は私と妹を一人で育てていた
この頃、父と別れてなかったのは大人になってから知ったこと

うっすらと頭の上を包丁が飛んで行った記憶がある
夫婦喧嘩もそこまでなると修復は不可能に近いと思う

私は母が夜のお店で働いて
貯まったお金で夜のお店経営して
そんな中育ったので
実は幼い頃、ひもじい思いはしたことない

お人形さんをおもちゃにして
内向的だったけどいつも遊んでいたし
ごはんが食べられなくてどうしよう
そんな思いもしたことない

だからじゃないけど
結婚の意味は子供の頃から理解できなかった
離婚しているとてっきり思ってたし
離婚しててなに不自由なく生活してたから

その裏で親は億単位の父の借金を請け負い
黙って返済をしていた
返済が終わったのは
2度目の父と結婚して
ゆうに中学3年の頃だから
えらく苦労したに違いない

母の考え方

小5の時、再婚した
子連れの飲み屋の女と初婚の5歳年下の新しい父
周りと言うか身内・・・血筋関係が猛反対した
おかげで親戚づきあいは新しい父の母(祖母)が死ぬまで
したことが無かった

母は前父と2回離婚して3回結婚した
父親のいない子供は可哀そうだと思ったからという
現実にはその前父から逃げて転々と引っ越してたのだから
そして、ここに落ち着いて小学校に通いだしたけど
父が居たわけではないので
戸籍上父が居たとしても意味が無かった

なんで苦しい思いをしてまで
前父と何度も結婚したのか私には未だに理解できない

そして話をもどすが小5の再婚
私ははっきりと言った
「母が好きならば結婚すればいい。
そうでなければ結婚なんてしなくていい」

だが、後に口癖のように言う母
「子供には父親が必要だから
あの人は子供に手をだすようなひとじゃなかったし
お前たちの為に結婚したの」

この言葉を聞くたびにムラムラと怒りさへ覚える
私は新しい父の養女に入ってる
要するに父の正規の子供になってるのだ
それだって母が幸せになればと思ってしたこと

大人になってどれほど後悔したか
正規の父ということは老後の面倒までのしかかる
病弱だった父
いつ寝込むかわからない不安

正直、私にはあかの他人の父
しものめんどうまで見る自信はなかった・・・
まー昨昨年、ガンで死んでいったから
結局、母と一緒にだけど父の面倒見たけどね

結婚をして幸せになった前例を知らない

そんな私にとって恋愛も結婚も
正直、無縁だった

どうして人は結婚したがるのか
恋愛したがるのか・・・

そんな私に少し、転機が訪れる
ネットゲームの君にほれ込んでしまったのだ

でもゲームの中ではかっこいい事いってたその人は
女も知らなきゃ、ロマンスもない最低の人間だった
女をしらないのは仕方ないとしよう
誰だって始めてはある

でも、会いに来てその場で初夜を求め
その時は惚れてたので応じた

この時の初体験は私は男を幻滅させるものだった

詳しい話は18禁スペースにするきはないので置いといて
その後、デートをしても
一度たりともコースを決めてきたことが無く
ふらふらと歩くだけのデート
漫画喫茶に入ってその人がゲームをしてるの眺めるだけ
しまいにはホテル誘われてやろうつて言われる
そのホテルだって私が自腹きってるホテルだ

万博にさそったら
どこに行きたいと言ったら
万博に興味はないやりたいからホテル早く行こう
おい、万博の券はこっちもちだぞ
両親から頼んで譲ってもらったものだ

結婚の話をすれば、
結婚はむしろしたいけど
ゲームの相手をしてくれるひとで
家事と育児はやつてくれなきゃ俺はできない
そそ、お金も自由に使いたいから共働きね
この言葉を聞く前から
もうこの人に恋愛感情はなかったけど
結婚の夢も捨てた
女にとって最悪の条件だと思う

もう結婚は無理だけど

私は惚れっぽいところはあるらしく
ゲームはパートナーを見つけると
その人を中心に遊ぶ
やきもちも焼くし
それなりに連絡をとりたがる
それなのでだいたい
うざがられて
そのうち切られるwww

もう結婚に魅力のない私にとって
もう結婚できる年齢ではないけど
そして、結婚する意味はわからないままだけど

結婚しといてよかった
って言葉が周りから聞けてたら
少しは違ったのかな・・・

未だによくわからないもののひとつである

結婚は

譲り合いと我慢のしあい
その均等バランスが崩れると不幸せになる
誰かが言った言葉だが
本当にそうだと思う

昔は女が重みを背負ってた
今の女はワガママだ
だから中々良縁で幸せになった事例も少ない気がする
その分、おとこが我慢できるように育ってればだが
今の時代、男もワガママだ
結婚で幸せになれる時代でもない気がする

でもね

結婚してなくて不便なことがある
男手が家からなくなってそれをしみじみ感じる
体弱くて対して男手になってくれてたとは思えなかった父
でもいなくなつていろいろ不便極まりない
女でできる事の限界を感じる
男尊女卑なんてことばがあるけど
私は適材適所だと思う
男にしかできないこと
女にしかできないこと
男女ともにだれでもいいけど適性がいること
その結果、男の方が仕事ができると判断されてるなら
男女平等の日はまだ遠いと思う
だって家に男手がなくて本当に辛いもの

年老いた母

立ち上がるのに介助がいる母
歩いてると知らない間にこけてる母
家事をさぼるようになった母
寝る時間が多くなった母
大きなテレビの音
会話が通じない母
物忘れがひどくなった母
話しても忘れてる・・・
メモしてもなくしてる・・・
そのくせ自分の要求は強いんだよね
そのくせ私には家事もとめるんだよね

もともと母に介護されてた私が
ははの介護をすることに
これがどれほど困難か・・・
今日も頭が痛い・・・
引きこもりの私が
母の付き添えで外出せざる得ない
それだけでも寝込みたい

それでも今日はやってくる
私なんの為に生まれたのかな

人はなんのために結婚するのかな

死ぬまでわかりそうにない・・・





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