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読書記録① 失敗の科学

失敗の科学


会社の上司から読むように薦められた本。
具体的なエピソードを交えて説明してくれるのでわかりやすい。
Kindle unlimited に登録してる人は無料で読めるのでオススメ。

要約すると

  • 失敗から学べることは多い

  • しかし人は失敗から学ぶことが難しい

  • 試行錯誤して進むことは大事

  • 事故が起きた時に早計な犯人探しはしてはいけない

  • 人はいつからでも成長できる

・失敗から学べることは多い
 失敗から学ぶ文化がある航空業界では事故が少ない。
(フィードバック出来るシステム、第三者による調査、データを記録している)
 その一方で失敗から学ぶ文化のない医療業界では医療ミスが多発している。
 失敗を報告出来る環境、失敗を振り返り改善出来る文化が大事

・しかし失敗から学ぶことは難しい
 人は失敗をすると都合の良いように物事の解釈を変えてしまう。
 時には記憶すら変えてしまう。
 自分でも気づかないの内に↑2つのことをしてしまうため、
 そもそも人は失敗しても失敗したと認識しなくなってしまう。

・試行錯誤して進むことが大事
 世の中の多くの物は試行錯誤によって進歩してきた。
 失敗を恐れて長い時間かけてアプリを完璧な状態だと思うまでリリースしない
 よりもある程度の形になってベータ版をリリースしてユーザーからの改善要求
 を聞いて改善していった方が効率的に良い物が作れることもある。
 失敗することは悪いことではなく、進歩していく上で欠かせないものである。

・事故が起きた時に早計な犯人探しをしてはいけない
 事故が起きた時に人はその責任は誰のせいかと犯人探しをしてしまう。
 がその考えは危険である。世の中の出来事は単純なことではなく複合的な要因
 で事故が起きてしまうことがほとんどなので間違った結論に導いてしまう。
 また、非難を恐れて失敗を隠す文化を生みかねない。

・人はいつからでも成長出来る
 失敗を活かして成長に繋げられる人と出来ない人とでは考え方に違いがある。
 繋げられる人は知性も才能も努力によって伸びると考えている。
 (成長型マインドセット)
 成長に繋げられない人は知性や才能はほぼ固定的な性質だと考えている。
 (固定型マインドセット)
 成長型マインドセットを持つことで人は失敗から成長することができる。
 


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