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村上春樹 次作への期待

 Twitter(X)でつぶやいたことをnoteに残してみよう。
パレスチナ情勢を追っている今日この頃、あまりに圧倒的な情報の洪水の中で、自分の考えたことがどんどん流れ去っていってしまうので。
 写真は、同じくTwitter(X)で拾った、イスラエルによって破壊されたガザのモスク。以下が、自分のツイート。

 ふと思ったんだけど、村上春樹は少なくとももう一作、長編小説を書くのではなかろうか。
 『街と、その不確かな壁』があまりに村上ワールドの完成形だったので、この人これ書いちゃったからもう死ぬんじゃないか?と思ったが。
 ガザをめぐるイスラエルの問題とアメリカの問題は、彼にとって、「不確かな壁に囲まれた世界」とは別に、もうひとつの人生の重大事だろう。
 聞いてないが、村上radioでジャニーズ問題に触れたそうで「今はそこじゃないだろう、卵と壁なんだからイスラエルだろう」と突っ込まれていた。
 彼は、そういう大事な問題は、必ず小説(しかも多分長編)で表現するはず。必ず。地下鉄サリン事件の時もそうだった。『アンダーグラウンド』の次に出た『アフターダーク』*の群像に、自分はそれを感じた。
*これは間違い。『海辺のカフカ』ですね。両作とも「働く大人たち」の多様さとリアルさに、『アンダーグラウンド』の影響を感じます。

 今Wikipedia見てびっくりしたが、まさにガザ侵攻のタイミングだったんだ。。。

村上春樹 - Wikipediaより
(2009年エルサレム賞受賞スピーチ時の写真。タップするとWikipediaに飛びます。)

引用:2009年1月21日、イスラエルの『ハアレツ』紙が村上のエルサレム賞受賞を発表。当時はイスラエルによるガザ侵攻が国際的に非難されており、この受賞については大阪の市民団体などから「イスラエルの戦争犯罪を隠し、免罪することにつながる」として辞退を求める声が上がっていた。村上は2月15日、エルサレムで行われた授賞式に出席し記念講演(英語)を行う。スピーチ内容は全文が直ちにメディアによって配信され、それを日本語に翻訳した様々な文章がインターネット上に並んだ。『文藝春秋』2009年4月号に村上のインタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」が掲載される。スピーチの全文(英語と日本語の両方)も合わせて掲載された。なお授賞式では、スピーチの途中からペレス大統領の顔がこわばってきたのが見えたという。

いやー、書かないはずがないっしょ。
なんなら、短編集で実験しての長編(中編?)っていうフルコースだろう。

ただ問題は,年齢と体力。

まあでも、宮崎駿御大の例もあるから… 老人パワー(失礼)を侮ってはいけない。

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