40代のキャリアの考え方って。。。バカを演じる術

さて、このテーマ「40代のキャリアの考え方って。。。」では、40代半ばを迎えた自身の棚卸しの一環で、自分の目に見えていない他者との「差別化要素」を可視化する目的でnoteしてます。

その中で、資格などの履歴書や職歴で記載できない固有のソフトスキルは何か、という観点で、地頭の良い方々とお仕事をする中で見つけた自分なりの差別化要素として、「仕事への探究心」と「周りを巻き込む力」についてお伝えしました。そして、特に後者の「周りを巻き込む力」を分解していくと以下4つが出てきました。今回はこの「バカを演じる」について整理してみたいと思います。

世の中にはどんな分野や領域においても上には上がいますよね。上がいない人とは、例えばオリンピックに例えると、極端ですが金メダリストですね。仕事や学問の世界も同様に上には上がいる、といった位置づけや環境で仕事をしている方がほとんどだと思いますし、私もその一人です。

私は平凡な人間なので、部下やメンバーに頭の回転が早かったり、地頭が良かったりする人間が数多くいる環境(特にコンサル時代)で仕事をしてました。そんな中、心がけていたことは、「バカを演じる」ことでした。

具体的には、

  1. 「自分から質問をしやすい環境や関係性を部下やメンバーと作り上げる」

  2. 「知っていることでも知らないフリをして相手の意見や仮説を聴く」

  3. 「できる or できそうな仕事でもまずは受け身のスタンスで望む」

それでは簡単に上記を整理します。
1. 「自分から質問をしやすい環境や関係性を部下やメンバーと作り上げる
不得手な領域の業務やプロジェクトの担当、もしくは未経験や知見の無い仕事内容であった場合、もちろん書籍やwebでキャッチアップするのは当然ですが、その仕事特有の具体的な内容までは、やはりその仕事をしているメンバーや得意な人に聞かないと分かりません。それが部分的にわかっていてもです。なので、「自分のプレゼンスを下げたコミュニケーション」を構築して何でも質問をできる関係性を作り上げます。ただ、全ての人にそれができるわけでもないため、自分のフィーリングに合う人を探すか、または人間観察して、関係を構築できる人をピックアップしてました。

2. 「知っていることでも知らないフリをして相手の意見や仮説を聴く
これはすごく大事だと思っていて、自分の考えや理解の正しさの検証に活用しています。敢えて知らないフリをして、相手の意見や仮説を聴く事によって、その人の考えや方向性を理解することもできますし、また自分の考えの検証にも活用できます。この時大事なことは、ただボケーッと聴くのではなく、予め自分の考えを持って聴く事です。

3.「できる or できそうな仕事でもまずは受け身のスタンスで望む」
私は頭の回転スピードもひらめきも秀でているわけではないため、これは結構意識しています。特にプロジェクト参画当初や新しい仕事に関与する時は、相手のハードルを上げずまずは「当たり前の最低限のアウトプットを出す」事を心がけています。いきなり、Nice to haveなアウトプット創出やリーダーシップなど発揮できないので、まずは着実に丁寧に最低限の仕事をこなす事を心がけています。それができると、次第にスピードも合わさって行くと思いますし、まずはその環境独自の仕事の仕「型(スタイル)」を身につけることに注力してます。

とは言え、色々と柔軟に臨機応変に、時には朝令暮改な感じで切り抜けてきた事は否めないので、メンバーや部下には迷惑をかけたと思っています(泣)
ただ、杓子定規にやればいいというものでもなく、ようはその環境や状況に適したマネージや仕事をすすめる事が必要なのかなと思ってます。


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