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【コラム】初夏アジングの極意


1.夏は豆アジばかりなのか?

 水温が高くなり、
アジングされている方は、
豆アジング(悶絶ショートバイト)
も増えてきたのではないでしょうか?
地域によっては、赤潮が
発生している所もあるようです。
では、豆アジばかりなのかというと、そんなことはなく、
中アジ(20〜25cm程度)も
私はよく釣っています。

6月運河での釣果

良型アジは、
夏は溶存酸素量が多い所を
狙っていった方がいいです。
では、溶存酸素量が多い所
というのはどこなのか?

溶存酸素量が多い所=水温が落ち着いている所×流れが効いている所

です!

2.(初)夏アジングのポイント

夏に溶存酸素量が多い所は
①     河口や河川
②     テトラ周り
③     潮が動く所(磯など)
④     河川や潮流が速い外洋に隣接する漁港、運河

夏は高水温になりがちで、
潮が動く、または、
水温が上がりすぎないような要素
(水深3~4mくらいの河川など)
があるといいです。
リバーアジングはもっと暑い時期に
効果があると思うので、
今回は初心者の方でも
エントリーしやすい
河川や潮流が速い外洋に
隣接する漁港、運河

を紹介したいと思います。

3.河川や潮流が速い外洋に隣接する漁港、運河のポイント

潮周りや上げ潮、下げ潮でも
流れの向き・速さは
違ってくるのですが

「漁港のヘチ」を
潮が流れています。

(足下から2〜3m先くらいまで)
そして、その流れにアジが
着いている確率が高い
です!
ヘチを回遊してくるアジも
いるくらいです。
赤斜線部は潮があまり
効いておらず、豆アジや
ショートバイトで釣りにくい。

図では、堤防のヘチ沿いに左→右へと潮が流れている

注1)防波堤のそばには船が
係留されていたり、そのための
ロープが水中に沈んでいたりするので、根掛かりやトラブルには十分気を付けて下さいね。

注2)流れが効いているということは、良型シーバスも着くので、私は、
最初にシーバスプラグをキャストして、シーバスがいるかどうかを見極める方法を使っています。

4.アプローチ方法(ジグ単・ワーム・アクションなど)

私は、基本的に春アジングと同じで、0.5gジグ単を(赤斜線部より手前の)潮上にキャスト
(図だと左から右にキャスト)、
魚にプレッシャーを与えないように
ドリフト、または、カーブフォール
でアプローチします。
(ストラクチャー回りでは
トゥイッチやシェイクなど
アクションを入れますが)
基本的にはナチュラルアクションで
やっています。
春が常夜灯明暗部の広い側
夏か常夜灯明暗部の足下側
といった感じでしょうか。

良型アジは堤防と常夜灯の灯りが接する面より暗い方についている、または、明暗部で当たる場合が多い

明るい方→暗い方
にリグを通した方がいいです。
これはシーバス釣りと同じですね。

潮の流れが速くなってきたら
0.5gだとリグが浮き上がってしまい、
うまく魚にアプローチできないので、
1g、1.5gと潮流の速さに応じてジグ単をセレクトします。
ワームは、ベイトパターンだと
アジアダー(アジキングシルバー、
必殺イワシなど)
アミパターンでもリブが深く
浮力が高いアジリンガーなどを
セレクトしています。

5.まとめ

夏アジングに限りませんが、
意外と「灯台下暗し」です。
流れや地形変化を探すことは重要です。
なにより
ショートバイトのアジより流れについてるアジの方がイージーに釣れる!

ショートバイトが増えてきたり、
リグの抵抗を感じなくなったら、
一旦場所を休ませたりもしますし、
もっと流れが効いている所へ
場所移動したりもします。

他のアジンガーさんと
数メートルしか離れていなくて、
常夜灯下の堤防先端で
釣られている方でも、
流れを意識されているか
そうでないかで、
数もサイズもだいぶ
開きがあるように思います。
流れを見つけることで、
違った世界が見えてくる。

流れの向き・速さは潮周りや
天候にも左右されますから、
「アジも足で釣れ」
はあながち間違っては
いないかもしれません。
(ヘチが流れていない、
オープンエリアが
状況が良い時もある)
ポイント選定、状況判断、
アプローチ方法がとても大事です。

#釣りを語ろう #スキしてみて  #コラム #アジング #再現性


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