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【コラム】対照実験のススメ【アジング】



1.このワームのカラーがいい?本当?

 最近「どのカラーがいいですか?」
ってよく聞かれるので、
「〇〇がいいですよ」と言っています。ただし、この話は正確にいうと
「(私は)〇〇がいいですよ。
(ただし、あなたのフィールドで
やったことがないので正確には
分かりません)」です。
(※魚によっては、色を認識できる
とかできないとか所説あるから、
認識できる前提で話をします。)

例えば、中学の理科の実験を
覚えていますか?
葉っぱの光合成の実験で、アルミ箔を
かぶせたりかぶせなかったり…
アレで論理的に結論を導き出すのを「対照実験」といったりします。
つまり、「対照実験」で論理的に
アタリルアーをあぶりだそうと
いうわけです。

対照実験とは?
ある条件の効果を調べるために、他の条件はまったく同じにして、その条件のみを除いて行う実験。除いた時と除かない時の結果を比較する。

デジタル大辞泉より引用

2.カウント10×アクション入れない×ジグ単1g×クリア系

2-1カウント10×アクション入れない×ジグ単1g×クリア系

2-2カウント10×アクション入れない×ジグ単1g×グロー系

2-3カウント10×アクション入れない×ジグ単1g×ソリッド系

…この場合、クリア系のみ反応が良かった場合、クリア系がアタリルアー

3.カウント10×アクション入れない×クリア系×ジグ単0.5g

3-1カウント10×アクション入れない×クリア系×ジグ単0.5g

3-2カウント10×アクション入れない×クリア系×ジグ単1g

3-3カウント10×アクション入れない×クリア系×ジグ単1.5g

…ジグ単1gが良かった場合

4.カウント10×クリア系×ジグ単1g×アクション入れない

4-1カウント10×クリア系×ジグ単1g×アクション入れない

4-2カウント10×クリア系×ジグ単1g×リフト&フォール

4-3カウント10×クリア系×ジグ単1g×トゥイッチ

…アクション入れない方がいい場合

5.クリア系×ジグ単1g×アクション入れない×カウント10

5-1クリア系×ジグ単1g×アクション入れない×カウント10

5-2クリア系×ジグ単1g×アクション入れない×カウント15

5-3クリア系×ジグ単1g×アクション入れない×カウント20

…カウント10

6.結果

 2-1~5-3をまとめると、
クリア系×ジグ単1g×アクション
入れない×カウント10
がいい、となります。
(※仮定の話です) 

 実際は、魚のスレ、
人的プレッシャー、状況環境の変化、
季節、ワームの形状、波動の強弱、
潮流、ベイトの有無、種類etc…
にも左右されるから、
何十通りと多くなる。
本人が正確に動かせているかは
また別の話で。
暇な時でもやってみるといいです(笑)

別にそこまでしなくても、
10カウントでも20カウントでも
カラー問わず釣れる場所もあれば、
特定の条件でしか釣れない所もあると
いうこと。
後者のようなフィールドは
厳しいでしょうね(苦笑)
私のホームのフィールドは
比較的恵まれていると思います。

7.なんとなくワームorジグ単を買うか?考えて買うか?

ちなみにガチの上級者の方は、
周りが釣れていなくても、
初場所でも30分くらいして
パターンをつかみ、「再現性」のある
釣りをしているのは、
長年の経験と地元の口コミをもとに
ある程度絞り込み、
その上で手持ちで対照実験を
やっているようです。
その証拠に、
どうやって釣れましたか?と聞くと、「カウント〇〇(深さ)で、ジグ単〇g、色は○○、アクションは○○」と正確におっしゃいます。初場所で。
そして、本当に釣れない時は
見切るのも早い。ダラダラ釣らない。

「アジングは腕(テクニック)だ!」
と聞くが、魚がいないとどうしようも
ないし、魚がいても数釣りと大物狙い
もちょっと違ったりする、というのが私の感覚です。

この「対照実験」を意識して考えて
ワームorジグ単を買うか?
なんとなく買うか?
キャリアのある人は絞り込んだ上で、
もうこれしか買わないって人もいるし。初心者の時はよく分からなくて
も、数年後には小さなデータの
積み重ねがものすごいアドバンテージ
になるかも・・・?
これは、管釣りなど他の釣りでも
とても有効だと思います。
アジングは、効率性と不確実性の
一見矛盾してるようで陰陽のふか~い釣りなのかも・・・?
個人的には、ものすごくゲーム性が
高くおもしろいなって思います。

8.結論

えっ?自分は対照実験やっている
のかって?一応やってますが、
ジグ単とワームは
先立つものがなくて(苦笑)
ジグ単は0.4(0.5)、1g、1.5g
のほぼ3択。
ワームはクリア、ラメ、ケイムラ、
グローラメ、ソリッド(グロー)
の5種類
アミパターンとベイトパターンの
10種類に絞りましたよ(苦笑)
というか釣れる奴だけにしぼった。

ただ、アクションやレンジは
誰にでもできる
し、
上達への最短距離(急がば回れ)
だと思います。
先立つものはともかくとして、
考え方が大事というお話でした。

#釣りを語ろう #スキしてみて  #コラム #アジング #再現性


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