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【考えたことある?】アウトプットの基本戦略3パターン【ランタンnote】

(*ランタンnote毎日更新|19日目)

こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。

今日は「アウトプット」の話をしたいと思います。
アウトプットは学習の重要ポイントですが、何でもいいわけではありません。

3つのアウトプット・パターン、見ておきましょう。

アウトプットは3つのパターンに分けられる

「アウトプットが大事なのか! 学んだことをツイッターで発信すればいいんだな!」

これは半分正解で半分間違い。

アウトプットというのは極めて抽象的な言葉です。
いろいろなアウトプット手段があります。

そして当然ながら、どの手段を選ぶかで得られる効果も変わります。
目的によって使う手段を選ぶべきです。

アウトプット(再生)
アウトプット(編集)
アウトプット(実践)

今日はこの3つの基本パターンを紹介します。
これらの基本パターンを複合して使う場合もありますが、基本はこの3つです。

ちなみに「概念・事実・行動」に対応しています。こちらの記事を読んでくれた人は気にしてみてください。

アウトプット(再生)

一番シンプルなアウトプット・パターンです。
(「事実」型の学習に対応しています。)

テキストなどを見ずに、学習したことを思い出すことですね。
いわゆる「テスト効果」「検索練習」というヤツです。

得られる効果は「記憶の定着」
最もシンプルで基本的なパターンなので、多くの人が使っているはずです。

アウトプット(編集)

これがよく言われる「アウトプット」のパターン。
(対応は「概念」型です。)

ブログやSNSなど手段は何でもOKですが、「誰かに伝える」ことを通して学習を深めます。「ファインマンテクニック」もその一種です。

このアウトプット・パターンの効果は「理解の深化」です。
学習内容を自分で編集し直すことで、構造理解や意味理解が深まっていきます。

また副次的な効果として「環境形成」が期待できます。
発信することで、自分にプレッシャーを与えたり、フィードバックが得られたり、学習仲間が増えたり。学びを加速させる環境をつくることができます。

その意味もあって、このアウトプット・パターンがよく推奨されているのかもです。

アウトプット(実践)

技術を習得するためには最も大事なアウトプット・パターンです。
(「行動」型に対応しています。)

実際に取り組んで、学習内容を活用するやり方になります。

大事である一方、コストがかかることも多いです。
また「自分が上手くできない」ことを強く実感してしまうことも。

それらを嫌ってか、アウトプット(編集)に逃げてしまう人もいます。

得られる効果は「技能の習熟」です。

適切なアウトプット・パターンを選ぶ

同じプログラミングを学習しても、アウトプット・パターンは3つあります。

理解を深めたいのなら「編集(ブログやSNSなど)」、スキルを伸ばしたいなら「実践(練習問題やアプリ制作など)」。レアケースかもですが記憶したいものがあるなら「再生(単語カード、暗記アプリ)」が適しているでしょう。

目的に応じてアウトプット・パターンを選択しましょう。

余談ですが。
流行り言葉に出会ったときは、その言葉の解像度を上げる癖をつけておくといいです。単純に定義を知るというよりは、どのような背景で・どのようなニュアンスで・どのような存在意義で・具体的には何を示しているのかを考えましょう。

言葉に惑わされないように。

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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。