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事業の成長のさせ方

こんにちは。矢野です。

今日は前回のお話と関連のある事業の成長のさせ方について僕が考えていることをお話ししたいと思います。

まず前提としてどんな事業を作ろうとしているのかによって変わってはくると思うんですが、例えば最終目的が売却してEXITする場合と息長く自分のライフワークとして継続させていく場合では歩み方が全く違うと思います。僕の場合は後者です。

アカイノロシも今ではコーヒー事業全般やっていて割と幅が広いので、今回はお店としてのラフターに絞ります。なのでこれからコーヒーショップを始めようと考えている方には特に参考になる話で小売店や飲食店にも参考になるんじゃないかなと思いますのでぜひ読んでみてください。

仕事としては主に店内での飲食とコーヒー豆、グッズ等の販売になります。飲食と言ってもラフターにはコーヒーしかありません。普通のカフェならデザートがあったりドリンクもいろんな種類があって軽食やランチ、もっとやってるとこならディナーやバーもしているところもあります。

基本的なところでなぜあんな色々やるかというと単価を上げるためと客層を広く取るためです。これはカフェならやって当然だと思いますがラフターには焙煎機があってコーヒー豆の製造業もしています。いわゆるコーヒーの自家焙煎店です。今流行りで街中にもたくさんできてきています。

当然コーヒー自家焙煎店として一番売りたいのはコーヒー豆です。なんで今コーヒー自家焙煎店が増えているかというと単純にコーヒーが流行っているとか始めやすいとかもあると思うんですが、これも単価を上げるためだと思います。

コーヒーはどこも大体1杯500円くらい。1日に何十人もお客さんが来たとしても数万円にしかなりませんし、街のど真ん中でやってる人気店とかじゃないとそもそも平日から何十人もお客さんを集客すること自体難しいと思います。ただコーヒー豆も売れれば客単価が倍くらいにできるのでこの両輪で行きたいとの考えのもと自家焙煎店を始める。

でも町中の自家焙煎店を見渡してみるとメニューがコーヒーとコーヒー豆しかない店ってあんまりないですよね。デザートもあるしランチもあったり。なんでそうなってるかって多分2パターンあって最初からメニュー数が多かった店と、成長とともにメニュー数が増えた店。

最初からメニュー数が多い店はなんで高いお金を払って焙煎機をいれてコーヒー豆を売っているのに他のものもやっているのか。それは初期の段階ではコーヒー豆が売れないからです。売れないことはなくても売れにくい。

僕の知り合いのお店さんもコーヒー豆が売れるようになるのに2年かかったとおっしゃってました。でもそんな苦しい中でもそのお店さんはうちと同じように最初からドリップコーヒーとコーヒー豆の販売だけでやっていて、今となっては毎日豆を焼きまくって、たくさんのお客さんがコーヒー豆を買いに来ています。

このコーヒー豆が売れない時期に客単価を上げるためにデザートやランチを始められるお店さんはかなり多いと思います。生活のことを考えると当然の行動です。

でもこれをしてしまうとお客さんのお店に対する見え方がコーヒー豆を買いに行く店ではなくお茶しに行く店なってしまいますますコーヒー豆が売れるのに時間がかかってしまったりして、結局大きな焙煎機を買ったのに店で淹れるコーヒーの分しか焙煎してなくて週に1回とかしか動かしてないということになってしまったりします。

これがダメということではなく、ここから人気になって多店舗化して成功したお店もありますし、どこで人気が出るか分からないので、一概には言えません。

ただ何を売る店なのか、というのをしっかり決めて、逆にいうとそのために何を売らないのかということを一貫してやり通すことが結構大事なのかなと思います。

僕はそこを意識してどんなに苦しくても1年間はコーヒーしか売らないとまず決めてました。すると1年経った今ではお客さんの半分以上はコーヒー豆を買いにこられる方で客単価も大幅に上がりました。

でここから本題に入るんですけどちょっと思ったより文字数が来すぎているので次回にします。笑
ごめんなさい。

ではまた!

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