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あけびの父退院した

どもも〜。
退職の言い訳にした父が退院したよ。

ことの始まりは尿管結石と言う、
腎臓に石が出来てしまう症状。
この辺はあまり詳しくはないけども。

腎臓の中に石が出来るんだって。
父の作った石は4〜5個。
河原か?
と姉と会話をした。

それをレーザーで砕く手術を行う。
腎臓に水を送り込んで膨らませる事で
処置のできる状態を作って
石を砕くとのこと。

この手術4時間くらいかかる。

母と交代で待合室に待機した。
前半の私は美容院に行って、
デザインの勉強の本を購入。
後半の母は人混みが嫌い、と言って
夜ご飯のおかずを買って1時間少しで帰ってきた。

結果として手術は失敗だった。
体に穴を開け、腎臓に穴を開けたが
石は一つも砕くことは出来なかった。

水で膨らむはずの腎臓が膨らまなかったんだって。
「次は必ず!」と言うお医者さんが陽気でウケた。

再手術の為に、
失敗に終わった手術で出来た傷を塞ぐ期間。
入院も程々に退院した父、ずっと微熱が続く。
点滴を打ちに毎日病院へ通っていた。

4月4日の深夜、
正確には日付を超えた4月5日の2時頃。
呼吸困難により救急車で運ばれた父。

腎臓の傷から細菌感染をして心不全を起こす。
この辺りは直接話を聞いていないので
あまり詳しくはわからないが。

心不全により肺に水が溜まって呼吸困難、らしい。

ともかく入院である。
病院は腎臓手術とは別の病院に。

さて心不全が落ち着き、まずの治療は炎症を起こした部分。
膿が溜まっており、コイツがいけない。

膿の排出の為の治癒と治療、
膿を取っては治癒治療、を繰り返すとのこと。

さてさてこちらの治療も終わり、
抗生物質で整えながら退院して行きましょか。

てな流れをぶった斬る…

アナフィラキシーショック!

心不全!


心停止!


仕事終わりの私、
元気に「タダイマァ!」と帰宅。
すると真面目な顔をした弟が
「シー!」と電話をしている。

何やら病院からやばげな連絡。
一命は取り留めているが深刻なので呼び出し。

晩飯も食えず病院に向かう姉弟。
母は夜勤の為、後程タクシーで合流することに。

病院に着き、担当のお医者さんの話を色々聞く。
これまでの治療の流れとか、ここで初めて知った。
救急での治療が終わり次第、
救急の先生からの話があるとのことで待機。

話を聞くと、生と死の境。

心停止をした2分間の脳細胞の損傷具合によって
生か死か植物状態、と深刻な話をされる。

流石にびっくりして涙出たが。

母が合流し、父と対面。
人工呼吸器やら点滴やらの器具によって装飾された父。
うーん、笑えない。

職場に連絡をして土日の休みをもらう。

次の日には意識を取り戻し、
脳への問題もなかった父、生還。


父の心停止のあった日は、
職場の店長へ「やめます」を受け入れられた日。

あれよあれよと話は進み、
今週は休んで来週の月曜日が最終出勤の日に決まった。

「やめます」と言う話を受け入れて貰えず、
3回ほど話を持ちかけていたが
父の危篤により、驚くほどスムーズに話が進んだ。


心臓の主要な血管が細くなっており
上手く血液の循環が行われていなかったらしい。
それによって通常より頑張って心臓は早く動いていた。
この負担が心臓を弱らしていたんで、
すぐ止まる。

父、長らく心拍が異常に速かったのはこのせいだったのか、と
納得していた。
異常に速かったんか…。

狭まった血管を広げる手術を行い、
1日様子を見て即退院。
それが本日だった。

来月は別の部分の血管を広げる手術らしい。
色んなところが滞ってるんだ。

これ遺伝するんじゃねえのか、気をつけろ。
と母に言われた。


意識を取り戻した日の夜、
弟と一緒に、熟し切ったメロンの半身を
ジュルジュルと食べていたら

弟のLINEに父から遺言が届いたのが1番怖かったし、
病んだな。

ジュクジュクのメロンは
次の日にシャーベットにした。

そんな怒涛の退職前後の話。

またね。


①熟したメロンを好きなだけ食べる
②余ったメロンを凍らせる
③凍ったメロンの身を程良く切る
④最低限の牛乳と一緒にミキサーにかける
⑤タッパーにドロリと移し凍らせる
⑥カチカチになる前に混ぜる
⑦凍らせる&混ぜるを数回繰り返す

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