脳裏整頓 小説 vol,09


内側の言葉

わからない事があって、その事を誰にも聞けなくて。
もちろん、友達作りや周りのコミュニティーへの参加が苦手な私にも原因はあるのかもしれない。
だけどだ。
それで連絡ミスや出席忘れをしてなぜ不真面目だと、常識が無いと怒られなければいけない。
なぜ寛容的になれない。
ふざけるな。
自分でもミスを犯していることは反省している。
ミスを犯していることは。
なのに、そこに輪をかけてくるな。
ムカつくムカつく。

誰かと話すのが苦手な奴もいる。
そんな奴をどうして、高圧的な態度で接してくるのか。
私にはまったくもって理解ができない。

元々の原因を探れば、その手順をわかりにくくしていたり、説明が不明瞭なところが問題なのだ。
真面目さや常識の問題ではない。


もしかしたら、相手はもう何回もこのようなミスで迷惑を被っているのかもしれない。
だとしても、私にとっては1回目のミスなのだ。
他の人が何人同じミスをしたかなど関係ない。
いい加減にしろよ。 いい加減にしろ。
そんなに何人もの人間が同じミスをするなら、早々に備考欄や、再度わかりやすい説明が必要だと、なぜ気がつかない。
お前らが私のコミュニティへの参加する努力を怠っているというのなら、お前たちもわかりやすくする努力を怠るな。
不愉快だ。

ああああああああああああああああああああああああああああああああ

叫びたい叫びたい叫びたい叫びたい叫びたい

どうせお前らは明日にはもう忘れているんだろ。
もしかすると、もう気にしていないかもしれない。
だけどこっちはいつまでもいつまでも覚えてやるからな。
簡単になかったことになると思うなよ。
呪って呪って祟っていつまでも。
私は怒っている。
傲慢なお前らに。
優しくない社会に。

こんな内に秘めた自分の言葉を、怒りを、紙に書き殴るしか出来ない弱い自分に。
泣きたい泣きたい泣きたい泣きたい。

でも、泣きたくない。
こんなことで泣きたくない、疲れたくない。
お前らに体力を使いたくない。
本当なら時間さえも割きたくない。
泣くのは感動できる小説でしたい。
いい作品に向き合うために体力を使いたい。

消えろ消えろ消えろ、こっちを見るな、近づいてくるな。
この目からしか見えない世界の邪魔をするな。
同じ社会同じ人間だから生きている世界が同じ、だと思うなよ。
この体の内側には、1つだけの世界があんだよ。
私の世界はお前たちより生きづらいんだ。




ああなんだか虚しくなってきた。
虚しくてむしろ心が落ち着いてきた。
外に出したから、少しだけどうでも良くなってきたおかげだろうか。
ほんの僅かだがスッキリしてきた。スッキリするはずなんだ。
これで眠れそうだ。眠るんだ。

もう、考えるのはやめよう。

そうじゃないと、また初めの一行に戻ってしまう。

もう、考えるのはやめよう。

そう思うと眠くなってくる。
今度は眠くて言葉が纏まらない。
内側がぐちゃぐちゃになる。
もう今日に句点を打とうか。

どうか夢の中で目が覚めませんように。


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