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2022年4月の記事一覧
脳裏整頓 小説 vol,02
アイコン「もうすぐ、高校生になって一週間だろ。」
前の席に座っている幼馴染が不意に声をかけてきた。
「そうだね。」
僕は適当に相槌を打つ。
僕が佐藤進士、前に座っているのが佐藤康太。
僕たちは家だけではなく、50音も近いのでこうして近くの席に座っている。
「やっぱり、高校生になったら彼女が欲しいよな。」
「そうだね。」
僕は適当に相槌を打つ。
「進士は欲しくないの?」
「僕はやっと高校生になったば
脳裏整頓 小説 vol,01
大切なものは
将来について考えた。
今は20代 やりたいことは決まっている。
作家になりたい。
人に大切にしてもらえる物語が作りたい。
大学へは金銭的家庭の事情で行っていない。
それでも、補うことはしっかりしてきたつもりだ。
「つもりになっているだけで、本当は何にもしていないのでは。」
という類の質問は受け付けない。
なぜなら、自分がやったと胸を張っていえるからだ。
むしろそのコメン