あかつき草子

web作家です。エブリスタで活動しています。何の変哲も無い日常にスポットを当てて書く、ミニマム作家と自負しています。

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    • 草子さんの読み聞かせクラブ

      読み聞かせはいかがですか? ふと、ひと休みしたくなった昼下がりに。 くたくたになって、眠る前のひと時に。 私のお話を私の声でお届けします。 あなたの心が柔らかくほどけたら、嬉しいです。

    • あなたの作品、朗読します

      クリエイターさんの作品を朗読しています。

    • 草子さんの短編小説

      あかつき草子の短編小説をまとめています。ほんのひと時、ノスタルジックな世界にタイムスリップしてみませんか。

    • 道草つづり

      日々暮らしている中で、思うことは色々あります。 そんな、あれこれをエッセイにしてお届けします。 かなり、熱く語る時もあるかも。 草子が立ち止まって、感じたことなので、 「道草つづり」といたします。

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    黒猫はかく扉をたたく

    1.  あの家をみつけたのは、本当に偶然だったのかな。  ほんの小さな選択で、その後の行き先が大きく違ってくることは、誰にだってある。 それが、偶然か必然かなんて、後になればどうでもいいことかもしれない。  あの日私は、前日に読み終えた小説の世界を引きずっていた。  きっと、半ば夢うつつだったのかもしれない。  その小説には、黒猫が出てきた。  黒猫が棲んでいるのは、古い日本家屋だ。黒光りする床を音もなく歩くらしい。  作中に散りばめられた繊細な心模様の描写に、

      • 朗読「四文字の女。」その3 本物(作/海善紙葉)

        世の中には、色々なフェチがいるのよ。 さあ、わたしは何が好きだかわかるかしら? 海善紙葉さんの短編を朗読でお届けします。 最後まで、お楽しみくださいね。 #朗読 #短編 #エブリスタ #フェチ #想像で楽しむ

        • 朗読「四文字の女。」その2 借物(作/海善紙葉)

          世の中には、色々なフェチがいるのよ。 さあ、わたしはなが好きだかわかるかしら? 海善紙葉さんの短編を朗読でお届けします。 その3まであります。最後までお楽しみくださいね。 #朗読 #短編 #エブリスタ #フェチ #想像で楽しむ

          • 朗読「四文字の女 。」その1 獲物(作/海善紙葉)

            世の中には、色々なフェチがいるのよ。 さあ、わたしは何が好きだかわかるかしら? 海善紙葉さんの短編を朗読でお届けします。 その3まであります。最後までお聞き逃しありませんように。 #朗読 #短編 #エブリスタ #フェチ #想像で楽しむ

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            朗読「サリーと私」(作/仁矢田 美弥)

            姪のサリーは、いつも私に絵本を読んでもらいたがる。ある日サリーが質問をしてきた。「チヘイセンて、何?」 仁矢田美弥さんの「サリーと私」をあかつき草子の朗読でお届けします。 #朗読 #エブリスタ #5分間のお楽しみ #隠しごと

            うれいのひとみ 〜解決の実〜

            あるところに、一人の役者さんがいました。   彼はみめうるわしく、おしばいをする時はいつも主役でした。 彼のひとみは、まるで魔法の力をもっているようでした。 彼に見つめられると、たちどころに恋におちてしまうのです。 それは、女の人にかぎったことではありません。   男の人でさえ、とりこにしてしまうのでした。   彼の友だちの役者さんたちは、彼をうらやみました。 「おまえほどの、美しさをもっていたなら」 「おまえほどの、歌声をもってい

            憂いの瞳

            午後のニュースを目にして、愕然とした。 それは、若い俳優の死を報じるものだった。 「粗末にすると、バチが当たる」 その最たるものは、「命」である。 真相をよく知らないのに、とやかく言うのはどうかと思う。死を選択するほど、追いつめられていたのだ。もうそっと安らかに眠らせてあげたらどうだ、と言う意見もあるだろう。 それなら、なぜ、死の状況まで報じる必要がある。自死というだけでも、そのニュースを知り、ショックを受けるのだ。状況を報じることは、故人を軽んじていないか

            In Padisum 〜 イン パラディズム

            物語をつづる若き友に捧ぐ 1.  ここしばらく、初夏の陽気が続いている。  湿度はまだ低い。  日中は急に暑くなったりするけど、夕方になると、風が渡って気持ちがいい。  私は近頃、この公園のベンチで過ごすのが好き。  林は木々が生い茂る、鳥のサンクチュアリだ。 おしゃべりな鳥たちが、さえずりを交わす。 『ききみみずきん』を持っていたら、何て言ってるのか、わかるかな。  ベンチの前には、クローバーのじゅうたんが広がる。シロツメクサが咲いてる公園なんて、どこにでもあ

            朗読 つつじの海 10

            #朗読 #読み聞かせ #短編小説 #初恋 #いま私にできること 目の前に現れたのは、あの少年!? 「つつじの海」完結

            朗読 つつじの海 9

            #朗読 #読み聞かせ #初恋 #いま私にできること 子どもが生まれ、楽しく過ごしていた。ある日、息子の匠が、メガネをかけることになった。

            朗読 つつじの海 8

            #朗読 #短編小説 #読み聞かせ #OL #プロポーズ #おうちにいよう #いま私にできること さき子も就職する年に。男性社員と交際を始めます。

            朗読 つつじの海 7

            #朗読 #初恋 #いま私にできること #おうちにいよう さき子の心には、いつもあの少年がいる。

            朗読 つつじの海 6

            #朗読 #短編小説 #初恋 #おうちにいよう #いま私にできること ついに、夢であの少年と会えた!この気持ちは何?

            朗読 つつじの海 5

            #朗読 #短編小説 #初恋 #おうちにいよう #いま私にできること もう一度、あの少年に会いたいのにな。

            朗読 つつじの海 4

            #朗読 #短編小説 #初恋 #おうちにいよう #いまわたしにできること 家族の呼ぶ声にほっとする。けれど、うしろを振り返ると、少年はもういなかった。

            朗読 つつじの海 3

            #短編小説 #読み聞かせ #初恋 #おうちにいよう #いま私にできること さき子は、少年とつつじの茂みの陰で、空色の昆虫を見つける。