墓守猫が神社のご祈祷へご案内
今月は、おついたちまいり以降毎日、明石・柿本神社の鳥居のすぐ横にある「長寿名水・亀の水」を汲みに出かけている。おかげさまで、毎朝いただく白湯が、ますます美味しくなっているのだ。
大きいボトルを持っていないので、いつも500mlの空きペットボトルに2本だけ。荷物が重くなるのが嫌なので、か弱い乙女の私的には、これが限界(誰や、笑たんは! 笑)。
さて、これは昨日の話。いつものように空のペットボトルをリュックに入れて、いそいそと亀の水に向かっていた。
正式な駐車場ではないのだが(笑)亀の水を汲む方がよく車を停めておられる場所があって、そこに軽バンをみとめた私。このテの車で来られる方は、大きなボトルを大量に持って来られるので、きっとしばらく待つことになるだろう。
というわけで、普段は通らない月照寺の南参道から上って、先にお参りすることに。
いつもなら、まず柿本神社に参拝し、そのあとでとなりの月照寺にお参りし、また柿本神社側の参道から人丸山を下山している。月照寺側の参道にはお墓がたくさんあるので、今までなんとなく避けていたのだ。
今回、はじめてお墓側を歩いたわけだが、すごく綺麗に管理されているので、むしろ気持ちいいくらい。これなら次回からは、こちらの参道からお参りするのもアリだなぁ、と思いながら歩いていたら。
なんと、墓守猫様(?)ご登場!
一定の距離は保っていないと逃げそうな気配満々だったけど、逆に距離感さえ間違えなければ、なんとなく視線を交わし合うことができる。可愛い。
なんとなく促されているような気がして、墓守猫様とはここでお別れ。また会えるといいな。
月照寺で観音様にご挨拶をしてから、となりの柿本神社へ。御祭神は、柿本人麻呂公。私のように「書くこと、大好き!」な人間には、親しみやすい神様である。
拝殿前でお賽銭を入れて、目を閉じる直前・・・ん?
扉はしっかりと閉められているけど、明らかにご祈祷中の気配が。
おまいりを済ませ、頭を上げた瞬間、目の前の扉が開かれて、中から晴れ着姿の可愛い女の子が出てきた。もう12月だけど、七五三のご祈祷だったのね。
というか、このタイミングでおまいりができるように、さっきの墓守猫さんは
「そろそろ行けや。」
と促してくれてたんだな。
ありがとう。
お寺の猫が神社へご案内? って思われるかもしれないけど、もともと柿本神社は、月照寺のお社だった。神仏分離令なんて、お猫様にとっては知ったこっちゃないってハナシよね(笑)。