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幸せへのセンサー

 今朝10時に地元図書館から、予約していた本の順番が回ってきましたよーとの連絡を受け、いそいそとおでかけ。

 可愛い装丁に、俄然テンションが上がる。散歩している犬にキュン(笑)。私はなにげに、本の「見た目」をすごく重要視する。

 吉本ばななさんの本でいえば、よしもとばななさん時代の「花のベッドでひるねして」という本を、ばななさんの作品と意識せずにパケ借りしたことがある。素敵な装丁なので、ご興味おありの方は、ぜひ検索してみてほしい。

 それにしても、実にシンプルながら「幸せのセンサー」って、核心 of 核心とでもいおうか、とにかくど真ん中ズッキューンなタイトルだな、としみじみ思う。

 珍しく(笑)スキ数がどんどん増えている上記の記事のキモは、結局のところ、タイトルなんだと思っている。タイトル9割。谷川俊太郎先生のエッセイタイトルをそのまま使わせていただいた、ただそれだけで、人目をひいているのである。

 作家さんご自身であれ、編集者さんであれ、やはり、プロが考える「タイトル」というのは、とんでもないパワーを持っていると思う。本屋さんで、ぱっと手を伸ばしてもらうための様々な要素が、凝縮されているなと思うのだ。

 私は図書館で、ジャンルを問わず、ひたすら書架の背表紙を見て歩くのが好きだったりする。身についているかどうかはさておき(苦笑)自分自身が何かを表現する際の、実によい勉強になると思っているから。

 今日も、どうせ昼間は暑いからなー、と、かなりの時間を図書館で過ごしたが、背表紙も見飽きたタイミングで帰宅したら、午後2時だった。一番暑い時間やん!(苦笑)

 もう少し涼んでくれば良かったか、とも思うけれど、この酷暑の中でも元気でいられる自分自身の体力に、まずは感謝するべきなんだろうな。

 それでもこの暑さの中、読書する気にはなれないので、「幸せのセンサー」は今宵までおあずけ、いや、今宵のお楽しみ、ということにしておこう。

 ありがたいことに、本は逃げないからね。風呂上がりの読書なんて、最高の贅沢じゃないか、と私は思っている。

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