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裏口喫茶店にあるもの

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

裏口。
あまり良い意味で使われていません。

辞書を引くと、2つの意味が載っています。

①裏側にある出入口。
対義語 → 表口

②正式でない手段で、かけ回ってすること。
例 裏口入学

①よりも②のイメージが強い。
後ろめたさを感じさせる言葉です。

カフェ好きの友人から、変わったお店があるという話を聞きました。

その名も裏口の喫茶店。
びっくり。

「冗談じゃないの?」
「本当。面白いから話のタネになると思うよ」

場所は田端。
近くまで行く用事があったので、寄ることにしました。

JR田端駅南口を出て、石段を登ります。
不動坂沿いの建物 1階にありました。

はっきりと「Cafe 裏口の喫茶店」と記されています。
うーん、すごい。
足を止めて見てしまう人が多いでしょう。

外からは、あまり中が見えない造り。
これは、入ってみるしかありません。

テーブル席が5つ。
カウンターもありましたが、使われていない様です。
絵や本が置かれていました。

ダークブラウンの木目を基調とした落ち着いた雰囲気。

BGMはジャズ。
意外でした。

店はマスターとお母さん?の2人で営業。
昭和テイストがたっぷり。

壁際のテーブル席に座り、店内を見回しました。
壁に飾られている色紙に、吸い寄せられたのです。

穐吉敏子さんの色紙。

検索すると、秋吉と表示されることが多い。
実際は、穐吉という字です。

92歳のジャズシンガー。
あのナベサダさんを子供扱い出来る、大御所。

なぜこのお店に直筆サイン色紙があるのでしょうか?
内心、ドキドキする私。

気持ちを落ち着かせる為に、深呼吸。
とりあえず、注文することにしました。

続きは次回になります。

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