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図書館

私は本が大好きです。

小学生の頃から、図書館の常連でした。
それは今でも変わりません。

週に一度は、必ず顔を出す地元の図書館があります。
駅近のビルにあるので、とても便利。

図書館は、静かなところが特徴です。
私語禁止ですから、人が多くても音があまりしません。

以前は飲食禁止でしたが、最近は飲み物ならOKになりました。
そのうち、おやつも解禁にしてくれないかな、と思っています。

本を選ぶとき、お気に入りのコーナーがいくつかあります。

そのひとつが、「今日返却された本」

ブックポストや窓口にかかわらず、その日に誰かが返却した本を置く棚があります。
(もちろん、予約が入っているものはのぞきます。)

ジャンルに関係なく、無造作に並べられた本。

新刊もあれば、定番の小説、ベストセラー作品がある。
時代小説、絵本、ハウツーもの。

普段なら、手に取らないような本があり、それをパラパラめくるのが楽しみです。
ピンときたら借りますし、そうでなければ戻す。

ずうっと前に読んだものがあると、懐かしくなります。
何年も会っていなかった友人と再会したような感覚。

自然に顔がほころんで、表紙を眺め、最初の一文を読む。
記憶している時もあるし、思い出せない場合もある。
独特な、ゆっくりとした時間が流れていきます。

次にチェックするのは、「新刊コーナー」

その週に届けられた本が、表紙を見せて自己主張しています。
今の流行が何となく推測できるので、とても面白い。貴重な情報源です。

多いのは、ウィルス関係とリモートワーク関連。
数年前から定番になっている、介護関係と相続問題。
切実です。

新刊本は、たくさん借りないように気をつけなければいけません。

図書館によっては、一人何冊までにして下さいという貼り紙がしてあるくらいです。
どれをお持ち帰りしようか、と悩みながら選ぶのも楽しい。

その後、「特集コーナー」に移ります。

それぞれの図書館でテーマを決め、それに合う本を集めたものです。
夏ですから、冷たいもの関連が多い。

料理や飲み物がメインになります。
食いしん坊なので、お料理本は必ずチェック。

定番は、怖いもの特集。
怪談やホラー小説、心霊写真が写っている本。

毎年必ず紹介される雪女と四谷怪談。
夏の風物詩です。

図書館に行くと、時間がすぐに経ってしまう。

好きなものに囲まれた空間は、心地よいですし、気持ちを上げてくれます。
冷房の設定温度が高めなので、冷えすぎないのもちょうど良い。

オアシスのような場所です。

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