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会いたい

友人のお墓参りに行ってきた。
45歳で胃ガンで亡くなった。

友人の誰一人に病状を告げることなく逝ってしまった。

4人姉弟の長女、家族から愛されている彼女がとても幸せそうで羨ましかった。

高校生時代に家に招いてくれた時には、いつか自分が結婚したときには、こんな家庭を作りたいと思った。
今でいう女子会に、お父さんが一升瓶を横に置き、女子高生のおしゃべりに参戦するのだ。
会話はちぐはぐになり、笑いが絶えず楽しかった思い出しかない。

今は、お彼岸の季節に関係なく、話がしたいな~と感じた時にお墓にお邪魔している。そんな感覚だ。

彼女のイメージに合わせ花の色を選ぶ。54歳の今、私の話にどんな感想や意見が貰えたのか…。
高校生の頃から凛とした印象だった。きっと忖度なしの言葉が聞けたと思う。

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