『ブレインロック』の解除
占星術師であるマドモアゼル・愛先生の『月理論』は、私たち人間の悩みの根源をとてもわかりやすく構造的に教えてくれます。まず月は『幻想』であるという事です。
昨日ですが、勝間和代さんの新刊本『できないのはあなたのせいじゃない』が家に届き、この記事を書いた後に読もうと思っていますが、この本の表紙には『ブレインロック解除で潜在能力が目覚める』とサブタイトルのように大きく書かれています。『ブレインロック』これはまさに『月』によってもたらされていると思ったのです。
この勝間和代さんの本の表紙には『ブレインロック』とは、『毒親、メディア、企業の社会的洗脳』であると表現されています。これはまさにマドモアゼル・愛先生の『月理論』なのです。
0~7歳までに両親からありのままではいけないと教わる。学校教育は個性を大切にすると言いながら、仕組みは皆と同じでなければならいという指導。TVはこれを手にすれば幸せになれる、というような物欲をあおって、私たちの劣等感や優越感を刺激する。また恐怖をあおるニュースばかりを取り上げ、安全、安心が第一であるかのように報道する。企業に就職すると、賃金を設定された中で一定の能力を比較され、評価され、それが自分の価値であると思いこまされ、退職したら住宅ローンの支払いができないように仕組まれている。
これらの事は全て『幻想』であるという事なのです。しかしこの『幻想』が常識として個人の無意識に根付いているのです。
この『幻想である常識』が、自分の価値観であると無意識に信じて人生を歩んでいる事で、私たちは悩みを抱える事になるのです。なぜなら、本当の自分の価値観との乖離(かいり)が起きてくるからなのです。
例えば「今の会社にいる事が辛いから辞めたい」と思っているとします。これが本当の自分の価値観なのですが、『幻想である常識』は「この会社を辞めたら生活できなくなる。一度入社したら最後まで勤め上げる事が素晴らしい」と、これが本当の自分の価値観であるかのように、自分自身に語りかけてくるのです。
しかし、皆が同じような人生のスタイルを送るという事は、普通に考えたら不自然な事なのです。企業に入社しなくても、収入を十分に得られる方法はたくさんあります。その人の価値観によって、やりたい事があるならアルバイトしながら収入を増やす方法を考えればいいだろうし、あるいは労働よりも不労所得を重視した資産形成をしていく人もいるでしょう。またマイホームを購入する必要はなく、賃貸の方がメリットが多いかもしれません。
私たちは、幻想であるブレインロックという洗脳にかかっているのです。この洗脳は両親から始まり社会に出てからも誰も解いてはくれないのです。
人生がうまくいっている内はその洗脳に気が付く余地がありませんが、何か悩みを感じた時、それは洗脳を解くためのタイミングがきているのです。本当の自分に気が付くためのチャンスなのです。そのチャンスをごまかしてしまうと、悩みはますます悪化していきます。ごまかしにごまかしを重ねる事で本当の自分がいよいよ分からなくなり、最後は絶望だけが残る事になってしまうのです。
この世の中の常識は幻想であり、その幻想に洗脳されているのが私たちなのです。この洗脳という『ブレインロック』の存在を知り、その上でどう生きていくかという事を真剣に考える必要があると思います。体現できなかったとしても、『ブレインロック』の存在を理解する事ができれば、それは洗脳が解除されたという事なのです。
勝間和代さんの新刊本『できないのはあなたのせいじゃない』を読んで、『ブレインロック』を進めていきたいと思います。