見出し画像

ダンスの呼吸法:バレエのラテラルブリージング(半胸式呼吸)

よく速い曲で踊ったりしている時に、気がつくと呼吸が止まっていたり
もしくは、呼吸がうまくできてなくて、肩で息をしてぜいぜいしてしまったりことありませんか?

私が昔バレエをしていた時に、ジャンプの連続など激しい動きのダンスをしていた時、呼吸がぜいぜいしすぎて、隣で踊っているダンサーから「ぜいぜいうるさいわね!」と言われたことがありました。よっぽどだったんですね😜

ダンスを踊る時に、どこで呼吸すればいいの?
ここではバレエダンサーが踊る時に使っているラテラルブリージングをご紹介します。
バレエダンサーが、ジャンプやターンなど色々な動きをしつつも、笑顔で踊れるのはこの呼吸法をしているからなんです!

バレエダンサーだけでなく、体を中心からコントロールするようなコンテンポラリーダンスやヒップホップなど全身を使った動きのダンスにもおすすめの呼吸法です😊

ラテラルブリージングとは

それでは、ラテラルブリージングとはどんな呼吸法かというと
”肋骨を使って、肋骨を横、もしくは背中のようにに広げて呼吸する方法。”です。

ラテラルブリージングは、半胸式とも言われることがあります。

その他の呼吸法には、腹式呼吸、胸式呼吸などがありますが、
どちらとも異なります。

それぞれの呼吸法はこちら
腹式呼吸:お腹を膨らませる呼吸、副交感神経を刺激するので、リラックスしている時に良い。寝ている時は自然とこうなる。
胸式呼吸:胸を膨らませる呼吸。交感神経を刺激する。活動的な時の呼吸。

ラテラルブリージングのメリット

ラテラルブリージングには次のようなメリットがあります。
・コア(体の中心)が安定するので、動きがスムーズに、コントロールしやすくなる。

・息が荒くなっても、肩を動かして息をしてしまったりしないので、見た目も良い。

・深い呼吸ができ、落ち着いた呼吸をキープできるので余裕を持って踊れる!

・背中にボリュームができるので、上半身が立体的になり、衣装や洋服が似合うようになる。

ラテラルブリージングのデメリット

・肋骨を広げるという動きがわかりにくい。

ここでは、わかりやすいように、やり方を下に2通り説明します。

ラテラルブリージングのやり方

やり方1
1、両手を3センチくらい離して、肋骨の上に乗せる。(肘は横に向ける)
2、鼻の奥の方で息を吸い、肋骨を横、背中の方に広げる。(下左図)
吸い込む息を肋骨の横と背中の方に入れる感覚。
  もしくは肺を3次元に広げるように息を吸う。
3、吐くときに、肋骨を締めるようにして息を吐く。(下右図)

ラテラルブリージグ

やり方2
1、肋骨を包むようにタオルを持つ。(図1)
2、息を吸って、タオルがかぶっている部分(横と背中)を押し広げるようにする。(図2)
*セラバンドを使った例の画像も載せています。(図3)

肋骨の後ろにタオルをセット(図1)
タオルを横と後ろに押し広げるように息を吸う(図2)
セラバンドを使った例(図3)

動画で実際に説明しながらやっているので、参考にしてみてください。😊

 参考動画:腹筋をキープできる呼吸法

まとめ

ダンスを踊るときに、動きをコントロールしやすい呼吸法:ラテラルブリージングについて、
いくつかのメリットと
わかりやすいやり方を2通り解説しました。
呼吸の構造など知りたい方は、ブログに書いてますので下記リンクを参考にしてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?