【本】仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン 島田 正樹

きっかけ

公務員として楽しく働くにはどうしたらいいのか知りたかったため。


入庁して間もなく、公務員としての仕事にやりがいが感じられずにもやもやしていたとき、ネット上でたまたま島田さんのブログを発見した。同じ市役所職員でこんなに自己発信をして活躍している人がいることに衝撃を受けた。
それから、プロボノにかかわったり、公務員のオンラインコミュニティに入ったり、アンテナを広げるようになった。だからといって、仕事ですごい成果を上げた!だったり、めざましい成長をした!などの変化がない自分に対する焦りや、もやもやは残っているというのが現状。

内容

「公務員が充実した気持ちでイキイキと働くことが住民の幸せにつながる」という仮説のもと、①仕事、②人間関係、③心のあり方、④プライベート時間、⑤キャリア の5つを自らデザインし、主体的に働く方法を示している。


印象に残ったことば

「意識高い系」を恐れるあなたは「自意識過剰」!?
 自分は一歩引いてみるくせがあるので、これは当てはまるなと感じた。周りにそういう人がいないと目立つのに抵抗を覚える。本当に「意識高い」人の近くにいれば、ハードルも下がってくるのかも。

 「今、行動しなかったことを、数ヶ月後、数年後のあなたが公開することになっても、誰も責任を取ってくれません。」という一文にはどきっとした。

公務員だからって地域に飛び出さなくたっていい
 どきっとさせられることばがある一方で、無理強いするようなことは一切書かれていない。自分がやりたいときにやればいいということばに、救われたような、ほっとした気持ちになった。人それぞれ得手不得手はある。こうあらなければいけないってことはなく、結局は自分がどうしたいかが大事なのね。

避難所兼稽古場「サードプレイス」を持とう
 大学のゼミで「サードプレイス」について学んでから、ずっと興味を持っていたキーワード。
 新しい場所への抵抗は少ない方だけど、そこからのつながりがあまりもてていない。継続的な関係をもつためには自分からの働きかけや努力が必要なのか。自分にとっての「サードプレイス」、つくっていきたい。

感想

すでに動いている人には後押しを、とどまっている人には寄り添うような文章で、優しい人柄があらわれているように感じた。

今まで会った人や本から、仕事が楽しそうな人に共通する要素は3つあると思った。①目の前のことに全力で取り組む、②自費で勉強を続けている、③人とのつながりを大事にしている。

公務員の〜というタイトルだが、生き方全般についても参考になった。
いろんなものごとをぼ~っと受け流しているだけでは、自分の幸せがわからない。どういう状態が幸せなのか、自分にとことん向き合い考え、行動し続けることで目指すところがはっきりするのだとわかった。

まとめ

自分で考え、動くことが幸せにつながる。

これから

想像力の訓練と、振り返りと概念化を習慣づける。

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