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開いてるだけで、こんなに嬉しいSydney beach house YHA

やっとの思いでたどり着いた。

beachから100メートル。

スイミングプール完備。

館内にはラジオが流れている。

「Today 」は、本当に「トゥダァイ」だ。

Mr. 鳥居がいってたのは、本当だったんだ。

館内はスイミングプールのような匂いがした。とても暑い。

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私のルームメートはカナダから来ているテリー(19)とサラ(19)そして、スウェーデン人1名だ。

ドミトリーを指定したわけでないが、私に必要なものは、全て選択されていた。どうやらreception (フロント)の人達が優秀らしい。

🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊

つぎの日、私は早速beachに向かった。

海に足だけでも、つかろうと思ったら

「パキッ」って音がした。

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「わるぼろ」

というらしい。「water bottle 」っていうクラゲらしい。インド洋、マレーや、オーストラリアに生息するという。

思えば遠くに来たもんだ。

なんていってる場合ではなかった。

この夜私は、痒くて一睡も出来なかったのだ。

カユイかゆいカユイかゆいカユイかゆいカユイかゆいカユイ

これはクラゲのたたりに違いない😭

明日、病院とか行かないと駄目かな?

カユイ。かゆい。こんなにかゆいなんてバチがあたってるんだなきっと。どのバチなんだろう。神様~。かゆいですぅ。クラゲさん踏んじゃってごめんなさい。神様~。ごめんなさい。親に旅にでることを言わずに来てしまいました。(多分これだな。)かゆいです。ごめんなさい。


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朝になって、足をテリーに見せた。

「あら、大変!でも大丈夫!私たちルームメートはドクターなのよ!」

「ドクター?」

🚑🚑🚑🚑🚑🚑🚑🚑 

「いち。いち。わるぼろ」

「‥‥‥‥‥‥‥‥サンドフライ ペラペラ」「beachで小さい虫をみたたんじゃないの?」女医はサンドフライが原因だろうと言う。

「サンドフライ」でググったら、あつあつチーズとろとろサンドが出てくるでしょう。ちがうのだ。彼女が言うのは

Sandfly である。

女医は、グロテスクブルーな小さな粒を私にくれた。ついでに、辞書で日本語に訳してくれた。「抗ヒスタミン剤」

服用すると一晩中痒くて眠れなかったのに、一撃で痒みがなくなった。(魔法なの?)

この美味しいそうな名前のハエは、実は厄介だ。抗体があれば症状は出ないらしいが、日本から、のこのこやって来た私に、抗体などあるわけもないのだ。この世のものとは思えない痒さだ。彼女がいなければ、ドクターを探すために、バス停で干からびていたかもしれぬ。もしくは、一睡も出来ずに、死んでいたかもしれない?(治療しないと数日間あの!痒みが続くらしい⁉️)

彼女は、スウェーデンで難解な国家試験にパスし、わざわざ私のために「抗ヒスタミン」をたずさえ、このシドニーにやって来たのだ。何科の医者かは知らぬが、私にすればスーパードクターである。

何でドミトリーに女医?と不思議に思ったが、スーパーレセプションによって部屋を振り分けられているので、私たちが同室になるのは当然なのだ。

考えてみよう、この女医が私の部屋に、いなければ、

干からびた猿がレセプションで、「カユイ。助けて。寝れない。しぬぅ。」と、訴えにくるであろう。それを全て回避するのがスーパーレセプションというものだ。

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そして、なんと、このYHAは現在も営業している!!この内側からあふれでる喜びはなんだろう。

ドミトリーは現在、二人までに制限されているようだ。

回数券を販売したら女医も、私もテリーもサラも買うことは請け合いである。(本当に買うから販売して欲しい。)

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2021夏を迎えようとしている、このYHA を思うだけでこの冬を乗り越えれる気がする。

開いててくれて、ありがとう。


赤 和歌子でした。














とんでもないことでございます。