見出し画像

【家族】100%受け止めてない。100%言えてない。

夫が仕事を休み始めて数日が経ちました。

昨年秋に部署異動、その後しんどいしんどい言うてるな〜
上司なかなか辛辣やな〜
でも頼りになりそうな先輩もいてるみたいやし
上司は器小さそうやけど、根が悪い人でもなさそうやし

ま、慣れたら大丈夫やろ!!!

と思っていたけど。

ある日朝、顔を見たら、
とてもじゃないけど仕事なんてできそうにない顔。

今日、休んだら?

思わず言ってしまいました。

1日休んで、頭の中整理したら?
1回、書き出してみたら?

そんなふうにも言いました。

なぜなら、夫が言ってることには

本当に怒られたこともあれば
実際どうなのかわからない、自分に対する評価への不安とかもあったり

自分の力でどうにかなることと
どうにもならんこととが混ざっていたり

とにかくごちゃごちゃになっている気がしたから。

そのごちゃごちゃがスッキリしたら
明日から行けるんじゃないか、と思った。

けど。
夫は、自分の小さな手帳にちょろちょろっと何行か文章を書いた後、
一生懸命、受診できる精神科を探し始めた。
探して探して探して、気がつけば何箇所も予約していた。

そして出た診断は

適応障害

3ヶ月の休養を要すると。

--------

有給はたくさんあるので
ありがたいことにお金の面では、当面心配することはなくて

お医者さんによると、
あと1週間無理して仕事に行って診察が遅かったなら
また違った診断になっていたかもしれない
早く気がついてよかったです
とのことで

早く気づけて
早く療養に入れたことはよかったのだろう。

そう思えど思えど
どこか引っかかっている自分もいる。

でも今日書くのはそこではなくて。

-----

普段から私は
相手の言うことをあるがまま、100、受け止めているなんてことは全然なくて
かなり自分基準でジャッジしながら人の話を聞いていたなということに気づきました。

それを正直に夫に伝えると
夫の方でも、自分の弱音を話すにせよ、100はやっぱり出せなくて
心配かけたらあかんとか、いろいろ考えて60や70にはする
と言っていました。

つまり元々夫が60か70しか出していないものを
更に私がジャッジしまくり、希望的観測で半分受け止められていたとしても、
夫のしんどいところの3分の1くらいしか受け止めていなかったということ。

今これを、
夫が重症には至らないうちに
そして夫には大変失礼承知で言うなら
子育ての中でこういう失敗をする前に
知ることができて、よかったなあと思いました。

そして同時に
空手の稽古を休もうかなと言う長男と、すかさず
「自分が行きたいって言って始めたんやろ」
というようなことを言った夫を目の当たりにし、
(私も割とそういうタイプではあるけど、今修正したいなと思っているところ)

ああやっぱり夫自身も
〜べき
〜ねば
1度決めたことは最後までやる
みたいな考えが根強いんだな。
自分、今、急に仕事休んでるくせに、やっぱり考え方のクセって、こういうところで反射的に出るんだな。
とも思いました。

(夫も、自分が仕事休んでる立場なのに、人のこと言えたもんじゃない、稽古休みたいときは休んだっていいし、辞めたければ辞めればいいんだ、と後で考えを改めていた)

-----

しんどい夫は可哀想だけど、
今足踏みすることは、我が家にとって意味があることだと思う。
仕事の人には、ただただ申し訳ないと思うばかりだけど。

でも、前の勤め先で、上司に言われたことがある。
仕事は、誰かが欠けようとも、代わりはいる。
でも、お母さんの代わりは、あなた以外、いない。

仕事の代わりがいるかいないかは、その人の立場と組織の大きさによるとは思うけど
役職もなく大きな組織の一員だった私の場合は
少しくらい惜しんでくれる人がいたにせよ、
代わりは、いる。

でも、お母さんの代わりと、自分の代わりは、いない。
(できれば、家族以外でも、唯一無二の存在になれることを、今後の人生で目指したいところ。)

夫にも、その話はしました。
お父さんの代わりと、自分の代わりは、いないよ、と。

私にとって大切な教えではあるけれど

甘かったかな。

夫の決断は、これでよかったのかな。

わからないけど、
最終、立ち上がるのは、夫自身。

…考えることの多い日々になりそうです。

-----

寒さ厳しい日々。みなさまどうぞご自愛くださいませ。

小さな幸せがあふれる毎日でありますように◎

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?