見出し画像

わたしも世界に感動品質を届けたい!

自己紹介

アカツキゲームスQA職能で、人事領域の業務を担当しているナルミです。アカツキに入社し、人事領域の業務をはじめて3年が経ちます。自分の至らなさに悔しい気持ちになることも多かった2年目を乗り越え、最近は自分の成長差分に気がつくことができ*自己効力感が高まっているこの頃です。

*自己効力感とは、自分がある状況において、目標達成したり、遂行できる可能性を認知していることを指します。

自己効力感とは?3つのタイプや高めるための方法、自己肯定感との違いも解説

自己効力感を高めることができた理由の一つが、仮説検証だと考えています。現状の状態を見立て、目的から理想の状態を置き、現状と理想の差分を決め、挑戦と振り返りを繰り返すことで、この1年間で何度か、自分が納得のいく成功体験を得ることができました。
仮説検証のスキルは、昨年のアドベントカレンダー『 研修設計 〜オーナーの願い〜 』で紹介した「5W1H・AsIs・ToBe」に当てはめる思考方法が、習慣になったと実感しています。気になる方は是非そちらも読んでみてください!



私たちQA職能とは?

アカツキゲームスでは、プロジェクトと職能が網目状になる「マトリクス組織」の構造をとっています。

ーマトリクス組織 図説ー

私は、2022年春からQA職能で人事領域の業務を担当しています。
QAとは「Quality Assurance」の略で、テスターやデバッガーと呼ばれる職種のメンバーが所属しています。
一般的にテスターやデバッガーは、不具合がないか確認作業をする人という印象が強いかもしれません。私たちアカツキゲームスのQAも、もちろん業務の一つとして、不具合がないか、仕様書通りに動いているか、確認作業も行います。ただ、それだけが私たちの仕事ではありません!

私たちは、世界が幸せな感情でつながるために、1人1人がプレイヤーとして、感動品質を追い求めています!!世界中のプレイヤーのみなさんが、ワクワクしたりドキドキしながら、面白い体験に集中してゲームをプレイできるように、高品質のプロダクト作りに励んでいます。

今回の記事は、私がQA職能の人事領域担当として、感動品質を追求するべく、リーダーの皆さんと取り組んでいる「目標設定」についてお話しします。ノウハウやナレッジのご紹介ではありませんが、いち人事担当者として取り組んできたことを、この記事を読んでくださる方と、分かち合えたら嬉しく思います。



わたしも世界に感動品質を届けたい!

私が関わる人事領域は「採用・異動・退社・評価・人材開発・組織開発」と多岐に渡り、全体感を持ちながら、ひとつひとつの施策や、ひとりひとりのメンバーと日々向き合っています。

今年2022年春から、人事担当者が各職能に所属する体制が動き出しました。当初はどう関わることが事業にとってより良い状態か、模索する日々が続きました。そんななか、その当時、私が職能のメンバーから言われ、悔しい気持ちになったことが「人事のひと〜」とか「人事側は〜」と言われることでした。
私の仕事は「事業の成功に向け事を止めず、メンバーと共に推進すること」つまり、職能のメンバーと共に、世界が幸せな感情でつながる感動品質を追求することだと思っています。
これまでも、互いに主体者として熱い想いを語り、事を進めてきた仲間から、組織体制の変更や職種の違いで、壁を作られた気がして、勝手に悔しい気持ちになりました。
私だってアカツキゲームスの一員として世界に感動品質を届けたい!」とはいえ実際に、ゲーム作りに直接関わることが出来ないことも理解していました。人事領域の担当者だからこそ出来る方法で、QA職能が世界に感動品質を届けることに貢献したいと、そんな風に悩んでいました。

そんなとき頭に浮かんだことが、当時アカツキ福岡で人事をされていた豊村さんと共に取り組んでいた、キャリア支援の施策で、QA職能のメンバーが言っていた
いまの業務が、自分の将来の夢につながっているか分からない・・・
という言葉でした。
(※豊村さんの2021年アドベントカレンダー「メンバーのキャリアを応援したくて人事になった私が、4年間で得た大事な気づき」も是非ご覧ください。)

QA職能には、ゲーム業界やエンタメ業界で成し遂げたい夢を持つメンバーが多くいます。ただ、そういうメンバーも、日々の業務に集中すると、自分の夢と業務のつながりを見失うことがあります。夢を持っているメンバーが疲弊し、夢を見失うことは、本人にとっても、チームにとっても、業界全体にとっても、とても勿体無いことです。
私は、メンバーが夢を持ち続け、日々の業務にモチベーション高く挑むことが、世界に感動品質を届けることに繋がると考えています。夢と日々の業務をつなぐために、人事領域の担当者ができるサポートはなにか?悩んだ私は、人事の師匠である坪谷邦生さんに相談することにしました。
(※坪谷さんの2022年アドベントカレンダー「目標とは何か?なぜ設定する?必ず設定すべき?良い目標とは?」も是非ご覧ください。)



まずはプロジェクト目標\\\\٩( 'ω' )و ////

結果、まずはプロジェクトごとの事業目標の設定をサポートすることにしました!坪谷さんに相談したところ、目標は以下の図のように、レイヤーごとに目指す場所が変わることがわかりました。

ーレイヤーごとの目標設定 図説ー

私が目指す、メンバーの夢と日々の業務を繋ぐためには、メンバーが個人目標を作成し、自立的に行動することが大切です。
メンバーが個人目標を自分自身で作成すると、自身の夢の実現と、業務がどうつながっているか認識することができます。
個人目標をメンバーとリーダーが擦り合わせると、いま担当している業務の習熟度がどれくらいかなど、リーダーからフィードバックをもらうことができます。
フィードバックで自己認識と他者認識が揃うと、メンバーが自信を持って、リーダーに新しい業務への挑戦を提案することができます。
メンバーが自信を持って新しい業務に挑戦すると、夢に近づく実感を持つことが出来ます!

ここまで聞くと、今すぐにでも、全メンバーに個人目標を導入したい!!と思うのですが、メンバーが個人目標を作成するうえで、とても重要なことが、メンバーの上長にあたるリーダーのサポートです。
リーダーは組織の目標を理解し、組織の目標が求めることをメンバーに伝え、メンバーの夢と組織の目標を統合するサポートが求められます。
これは非常に難しいことです。
リーダーが組織の目標を自分ごととして捉え、主体者として自分の言葉で、メンバーに目標を指し示すことが必要です。
この非常に難しいことを実現するためには、まずリーダーが組織の目標を理解し、自分のチームの目標を立てることがファーストステップとして重要です。ということで、2022年上半期は、まず、プロジェクト目標を設定することからサポートを開始しました!



目標設定は成長の機会・:*+.\(( °ω° ))/.:+

今回取り組んだプロジェクト目標のサポート概要は、以下の通りです。

▼前提
・期間は2022年上半期(4〜9月)とする。
・各プロジェクトごとに、QAチーム目標を作成する。
・目標を検討するときは、各プロジェクトのリーダーが主導する。
▼進め方
(1) 各プロジェクトごとに、リーダーが目標を考える。
(2) 各プロジェクトごとに、QA職能部長とリーダーが目標を合意する。
(3) リーダーからメンバーに目標を伝え、一緒に目標を追う。
(4) 各プロジェクトごとに、QA職能部長とリーダーが目標を振り返る。

先ほどもお伝えしましたが、アカツキゲームスは各職能のメンバーが、複数のプロジェクトに分かれているため、プロジェクトにより状況は様々です。まずは各プロジェクトのリーダーと相談し、状況に合わせて、目標設定を進めました。
相談の結果、リーダーたちには以下のような共通した悩みがあることが分かりました。
「プロジェクト目標の設定は以前から行っているが、業務に追われ目標の設定を推進することに苦労する。」
「そもそも目標作りに苦手意識がある。」
そこで、スケジュールの確保や関係者のアサインなど推進を私がサポートし、目標作りの苦手意識の改善は、坪谷さんにサポートを依頼しました。


・・・

これまで研修のなかで、リーダーが目標を立てるワークをオブザーブする機会はありましたが、やはり実践にまさる成長の機会はないと感じました。
今回の目標設定では、リーダーが「周囲からの期待」「メンバーへの想い」「自分自身の夢」を言語化し、それらを統合して具体に落とし込むために、坪谷さんのフィードバックを受けながら、自分の言葉で考え抜きました。
メンバーが共に追いかけたいと思えるように、自身の考えや想いを言語化することは、リーダーにとって、一段上の挑戦をしている印象を受けました。
また、この目標設定の場で、次期リーダー候補が、リーダーが本気になる姿を目の当たりにし刺激を受け、後任育成の機会にもなったと思います。



今後に向けて

現在2022年12月。
2022年上半期の目標は、2022年9月にかけて振り返りを終え、出来たこと出来なかったことが明確になり、現在は2022年下半期の目標を設定し、各プロジェクトごとに追いかけています。

2022年上半期の振り返りでは「チーム全体を巻き込んで、目標を意識的に追うことが難しい」という声がありました。目標設定を推進するきっかけとなった、メンバーの夢と日々の業務を繋ぐためには、そもそも目標を活用する習慣が必要である、という気づきがありました。
坪谷さん曰く「制度は運用を3回まわすと定着する」そうです。
1周目は、まずリーダーがプロジェクト目標を立て、振り返りを行うことが出来ました。現在2周目がはじまり、1周目では出来なかった「チームで目標を意識的に追う」ために、各プロジェクトごとに新たな挑戦に取り組んでいます。

この1年の活動を通じて、いま、人事領域の担当者として大事にしていることは、オーナーの意思と血の通った運用です。
世界に感動品質を届けるという熱い想いに共感するひとりとして、オーナーの意思を実現させるために、血の通った生きた施策と、メンバーの目が熱く輝く状況づくりに、引き続き挑戦していきます。
来年も、いまできることをやり切ったと言えるように、熱くいきます!

読んでいただきありがとうございました!
みなさん良いお年を〜


この記事は、『アカツキグループ人事アドベントカレンダー』 の 16日目の記事です。 前回はこさださん の「会社説明会に魂を込めた話」でした。

アカツキグループ人事アドベントカレンダー
【 クリスマス限定 】12月1日〜12月25日にかけて、毎日更新、アカツキグループでヒト・組織にまつわる業務に従事する人事たちが、リレー形式で投稿します。記事を読んでアカツキが気になった方は、ぜひこちらのHPへ遊びにきてください。
▶︎ https://aktsk.jp/recruit/