「楽しい」を増やす〜アカツキインターンを始めて変わったこと〜
はじめまして!
アカツキのCultureチームでインターンをしています、赤坂玲奈です。
毎月第3金曜日にグループ月次共有会afterとして開催している「アカツキ良書を語る会」の主担当をしています。
この1年は、人生で最も自分の変化量が多い1年でした。
環境の変化から、自分の考え方や行動が大きく変わりました。
悩むことも多かったけれど、それ以上に大きな宝物を得ました。
この記事では特に大きく変わった【時間の使い方】について、
「7つの習慣」のエッセンスを取り入れながら振り返ってみました。
長くなってしまいましたので、インターン生がアカツキの人たちにどんなことを思って、どんな影響を受けて、そこからどんな過程で変わったのか、に興味のある方だけ読んでいただけますと幸いです(笑)
この1年で変わったこと
この1年の変化としては、圧倒的に人生が楽しくなったと思います(笑)
趣味がたくさんできたし、交友関係も広がったし、
何より無思考で時間を過ごすことが少なくなったと思います。
ひとつひとつの行動に意識を持って丁寧に取り組むようになったというか、
時間の使い方について考えるようになりました。
インターンを始める前までによくあった
寝て起きたら夕方になっていることや、何も考えずにSNSを見るなどの、
「あれ、何してたんだっけ?」と思うような時間が減って、
「これをやろう」「これをやりたい」
と思って何かをしていることが増えました。
「将来のために、英会話講座に通ってみよう」
「今すぐ役に立つわけじゃないけれど、新しい視点の本を読んでみよう」 「身体は資本だから、筋トレと有酸素運動をして、食事にも気を遣おう」
と、漠然としていますが、将来のために今できることに取り組み始めた1年でした。
▼7つの習慣から見る時間管理の考え方
このように時間の使い方が変わったのですが、
主な変化として、第2領域に投資する時間が増えたと感じています。
<第2領域とは>
第2領域とは、人間の活動における「緊急ではないが、重要なこと」を表していて、スティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣」に出てくる時間管理のマトリクスの領域の一つです。
以下は、人間の活動を「重要度」と「緊急度」の2つの軸を組み合わせた4領域に分類したものです。これが「時間管理のマトリクス」と呼ばれるものです。
本書では、
『第2領域「緊急ではないが重要なこと」に集中して時間を割くべきだ』
といった内容が書かれています。第2領域の活動は、最も重要で緊急性の高い第1領域の活動に長期的に大きく影響するからです。「緊急ではないが重要なこと」こそが人生の栄養になるとも書かれていました。
<第2領域に取り組む>
前述したようにこの1年では、
この時間管理のマトリクスで見るところの第2領域へ取り組む時間が圧倒的に増えました。イメージしやすいよう、図に書き足してみました。
▼なぜ変わったか
こうした変化がなぜ起こったか、
間違いなくアカツキでインターンを始めたからだと思っています。
4月から現在まで、およそ9ヶ月間のインターンでは、
当初の目的であった「人をモチベートする組織」について学び、「働くこと」の解像度を高め、「企業文化の浸透フェーズ」を体感することに加え、自分自身のスキルセット、マインドセットについても多くの学びを得ています。
さらにアカツキには、
・何かに本気で取り組んでいる人
・一見綺麗事だと思えるようなことを本気で信じ、行動する人
・人生で成し遂げたい夢を持ち、楽しそうに語る人
が本当に多く、刺激される毎日です。
業務に追われながらも必要だと思うことには積極的に業務外の時間を投資したり、休憩時間や仕事終わりにアカツキの人とゲームをしたり。
やることが多くて忙しいはずなのに、なんだかキラキラしている。
アカツキの人は本当に楽しそうに仕事の話をします。
そんな人たちを尊敬すると同時に「楽しそう」だと思いました。
そこから
「目の前の人のようになるために、学生のうちにできることってなんだろう」
「目の前の人のために、将来どんなことができるだろう」
「そのために今しておくべきこと、学んでおくべきことってなんだろう」
と、将来のために、時間の使い方を考え直すようになりました。
▼時間の使い方を変える苦しみ
とは言っても、時間の使い方を変えると決心してから、今までの生活を変えることには苦労しました。どのようにして変わったのか。
<溺れていた4月>
決心した4月、
インターンが終わって21時前に帰宅する。
その後にぐうたらする時間なんて本当にありませんでした。
(家が遠いため、帰宅時間が遅くなってしまいます)
今まで何にも縛られることがなく(何もやることがなく)
だらだらしていた時間が、朝の早起きからはじめ、昼はインターン、夜は筋トレ1時間、資格勉強2時間。
ただでさえやることが増えて時間がなくなっているのに、
・筋トレは毎日20分を3セットで1時間
・筋トレを無駄にしないために、食べるものにも気を遣いたいと自炊
・資格勉強は「2週間で取得」という目標のために、平日2時間と休日8時間
これらを絶対にやり切るという意思だけがありました。(頑固なところがあり、自分が決めたことをやらないということに非常に抵抗を覚えます。)
当時は「疲れた」とか「やりたくない」と考えた瞬間に体が動かなくなると思い、「何かを考える前に、何も考えずに、とにかくやれ!」と取り組んでいました。
この期間、楽しさなんて一切感じなかったし、感じているはずの辛さも認識しないようにしていました。ずっと息をしていない感じ。貴重な睡眠時間も上手く眠れなかったし、(自分が寝れなくなるなんて、絶対にないと思っていました。)正直あまり記憶がありません。
やろうと決めたこと全てを「やらないといけない」と考え、いつの間にか、手段であるはずの行動が目的となっていました。
「緊急ではないが重要なこと」であるはずの第2領域を、
「緊急で重要な第1領域」だと捉えてしまっていたのです。
<アカツキの人から学んだこと>
息の仕方はたまたま見つけて、たまたま「楽しい」に変わりました。
「第2領域として認識しているものをとにかく増やす」です。
なんというか、力技です(笑)
時間の使い方を変えると決めてからずっと忙しさは変わらず、そのまま刺激も受け続け、やりたいことは増える一方でした。
物理的に時間がなくなると、必然的に取捨選択をすることになり、やっと「やらない」という選択ができるようになりました。
「今日の夜は筋トレをやりたい!」
「今日はあの人がおすすめしていたあの本を読みたい!」
「今日はもう少しインターンのことを考えたい!」
気付いたら「やらないといけない」と自分を縛っていた観念は
「やりたいことの中から『選ぶ』」に変わっていました。
それを認識した瞬間、「苦しい」が「楽しい」に変わった気がします。
しかし、
この息の仕方って本当にたまたま見つけたのか?
忙しくなりすぎたから、取捨選択をしたことは必然だったのか?
今考えるとどちらも違うような気がしていて、
アカツキの人から学んだ結果、選択ができるようになったのだと思っています。
インターンで受けた刺激は、「仕事が楽しそう」とか「自分もこうなりたい」という感情だけではなくて、自分のキャパシティの管理方法や第2領域への取り組み方などの行動の部分まで学んでいたのだと思います。
忙しさとか自分のキャパシティを超えた先にある、
「自分で選択して、楽しそうに何かに励む姿」を見て、行動や考え方を吸収したような、そんな気がします。
同時にこの経験からは、第2領域に取り組むためにタスクを無理やり第1領域に移動させるのは、自分を追い込みすぎて目的を見失う可能性がある、本当の第1領域が疎かになる可能性があるという学びも得ました。
▼第2領域に取り組むとハッピーになる?
このように時間の使い方を変えたことでなぜ人生が楽しくなったか。
今まで取り組んでこなかった第2領域に目を向けることで
やりたいことが増えて忙しくはなりましたが、
だからこそ、気の置けない友人や家族との時間をより貴重に思うようになったし、自分一人での趣味の時間も充実するようになりました。
自分のタスクを管理し、ひとつひとつの活動を丁寧に取り組む。
自分の行動に意思を持ち、納得して取り組むことで、
なんだかわからない充足感を常に感じるようになりました。
これが単なる行動による満足感なのか、スケジュールが埋まることへの安心感なのか、人生に対する支配感なのか、そう言われるとそんなような、違うような。
(追記)
なんだかわからない充足感は、自己決定理論でいう「自律性」が満たされている状態だと教えていただきました。確かに「モチベーションが高くやる気に満ちあふれている状態」、と言われるとしっくりきます(笑)
▼さいごに
第3、第4領域に使う時間を減らし、第1、第2領域に使う。
さらに第2領域は、第1領域に移動させずに、あくまでも第2領域として時間を投資する。そうしたことで今まで感じなかった不思議な「楽しい」を認識するようになった。
というようなことを考えているのですが、
アカツキでインターンをしていなかったら、今と同等の学び・楽しさを得られていたか、わかりません。アカツキのインターンでは本当にたくさん、学びの機会をいただいています。
関わる機会の多いCultureチームのメンバーからももちろんですが、
グループコーポレートのメンバー、アカツキゲームスをはじめとする事業会社の方々の仕事に対する姿勢やこだわり、熱意を感じて刺激を受けることが本当に多いです。
プロダクトを作って消費者に届けるために
それを作る人がいて、それを支える人がいる。
グループコーポレートの方々のように陰ながら、でも確実に、誰かを支えている人たちの存在を知れたこと、
そしてその方々の想いに触れたこと、
間違いなく今後の仕事に、人生に活きる、良い経験となっています。
今まで人生でやりたいことなんて少ししかないと思っていたけれど、
世の中には自分が知らない世界がたくさんあるし、
やりたいことは認識している以上に本当はたくさんある。
時間は足りないくらいだけど、今すぐできることもたくさんある。
辛いと感じることも、楽しさに変えることができる。
これらの気づきをくれたCultureチームのメンバーに、アカツキの皆さんに、感謝しかありません。インターンでの学びは宝物として、大切にします。インターン終了の3月まで残すところわずかとなりましたが、引き続きよろしくお願いいたします!
「アカツキ良書を語る会」
最後に少しだけ紹介させてください!
毎月、月次共有会afterとして「アカツキ良書を語る会」を開催しています。
社内でオススメとされている社会・ヒト・組織を理解できるような良本をピックアップし、要約&語りあいを行う、第3金曜日夜のイベントです。
はじめて触れた時は「認知」で終わっていたものが、数ヶ月後に、実体験を伴ったことで「理解」に変わる瞬間があります。本の内容が自分の経験と結びつく瞬間、他の本の内容と結びつく瞬間、それによって意識・行動が変わる瞬間。私はこの一年で、これらの瞬間を何度も何度も経験しました。この瞬間のために、良書を届け続けることに意味があると思っています。
アカツキグループの皆さん、ぜひ一度、足をお運びいただけると嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。