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カリオストロの城の名曲

「炎のたからもの」

好きなアニソンは沢山あります。何せジムでベンチプレスを上げながら、アニソンメドレーを聴いているくらいです。
その中でも、大好きな曲の一つ!それが、「炎のたからもの」
ルパン三世カリオストロの城の主題歌です。

作詞は「ブルー・ライト・ヨコハマ」「亜麻色の髪の乙女」などを手掛けられた橋本淳さん、作曲は「ルパン三世」第二シリーズの音楽を担当された大野雄二さん、そして歌手はBOBBYさん。


「炎のたからもの」歌詞

幸せを訪ねて 私は行(ゆ)きたい
いばらの道も 凍てつく夜も
二人で渡って 行(ゆ)きたい
旅人のさむいこころを
誰が抱いてあげるの
誰が夢を かなえてくれる
炎と燃えさかる 私のこの愛
あなたにだけは わかって欲しい
絆で私をつつんで……
荒野をさすらうあなたを
眠らせてあげたいの
流れ星は あなたのことね
炎と燃えさかる 私のこの愛
あなたにだけは わかって欲しい
なぞめく霧も晴れて行く

もうなんと言いますか、カリオストロの城を見終わった後の余韻は
映画だけでなく、この歌による余韻もありますよね。笑
悲哀がただよう、これこそまさに「心を盗まれる」曲です。

何より作品にマッチしすぎていて。まさにクラリスの心情です。
音楽を担当されている大野さんが作曲ですから、当然この曲も含めて作品だと思います。

「炎のたからもの」とはまさに、「私のこの愛」
せめてあなただけには、わかって欲しい。
抑えられない炎はもう抑えられない。自分ではどうしようもできない。
だからこその、ラストのシーンですね。

「カリオストロの城」の続き

実は、「カリオストロの城」には続きがあるのをご存知ですか?
作中でヒロインのクラリスが最後にこのような言葉を残しています。

「ルパン、きっと、きっとまた会えるわ。」

4年後の再会がテーマになっている続編。公式です。
続編と言ってもアニメではなく、ただ音声のみ。
しかも登場する人物は、山田康雄さんのルパンただ一人。
山田康雄さんの声とバックミュージックだけという何とも渋い演出。

でもそれがすごくいんです。妄想を膨らませる余地があると言いますか。
作品は作品のままで、でもクラリスの仕草や返事、心情が想像できて。

聞きたくなったでしょう。実は音源がYoutubeにあるんです。
ぜひ聞いていってくださいな。笑

「カリオストロの城」に対する宮崎駿、モンキー・パンチ、山田康雄の評価

作品に対する評価が三者三様で面白いんですよ。笑
これはもう本人の言葉をそのまま紹介した方が面白いので
引用しますね。

宮崎駿ー「この作品は『ルパン1stシリーズ』や、東映時代にやってきたことの大棚ざらえで、だから昔からぼくの仕事を見てた人は失望したというのはよくわかるんです。汚れきった中年のおじさんを使って、新鮮なハッとする作品は作れないですよ。こういうことは2度とできないなって、思ってやりました。」(自著「出発点」)
原作者モンキー・パンチー「(試写会で見た後の取材で)『これは僕のルパンじゃない』って言ったんですね。『僕には描けない、優しさに包まれた、宮崎さんの作品としてとてもいい作品だ』って。でもこの後半の部分が削られて、最初の一言だけが大きく取り上げられちゃいましてね(苦笑)。僕のルパンは毒って言うか、目的のためなら手段を選ばないところとか、欲望とか人間の汚いところとか持ったキャラクターですからね。あんなに優しくは描けないなぁ」(2007年7月「ルパン三世シークレットナイト(新文芸坐))
ルパン三世役山田康雄ー「とにかく決定的に面白い。オープニングも話の展開も信じられないくらいだ。構成といい、絵といい、とても質の高いもので、こんなの見たこと無い。各所でギャグがちりばめられており、じつに楽しい」「ちょっと見ただけでは見過ごしちゃうようなところに手がかかっており、細かく描き込んでいる。これがルパンの精神だと思う。シャレていると思うね」(作品パンフレット)

個人的には、ルパンは「目的のためなら手段を選ばない」という原作者自身のコメントが意外でした。むしろ心根は優しいルパンこそ私のイメージだったので。もしかすると、自分が描いていたルパン像は限りなくカリオストロの城から影響を受けているのかもしれません。

ルパン三世を全て見ていらっしゃる方からすればやはり、モヤモヤと引っかかる部分があったんでしょうかね?
その反面、山田康雄さん自身は、これこそルパン三世の精神と絶賛されている。
ルパンの独特な言い回しなどは全て山田さんのアレンジと言われているので、ミスタールパンが大絶賛しているとなると、これこそルパンなのか?と、何とも不思議な感じです。笑

ちなみに、宮崎監督が大好きな空中戦を本作品でも当初は問い入れる予定だったそうです。場面としては、ルパンがクラリスを誘拐した後にオートジャイロによる空中戦を予定していたとのこと。しかし、スケジュールの都合で本編では、泣く泣く割愛されたそうです。それはそれで見たかった〜〜〜〜!!!

「カリオストロの城」が今、映画館で見られる!

もー何度見ても全く色褪せない作品ですが、
そのカリオストロが期間限定で映画館で上映されているのはご存知ですか?

「ルパン三世」アニメ化50周年記念で
一部の映画館で4k版が限定公開されております。
生きている間に映画館でカリオストロの城を見られるなんて!!!
私も来週見にいく予定です。楽しみ!!

おまけ

最後におまけですが、作中で使用されている音楽で個人的にはこの挿入歌が1番好きです。ルパンが銭形のとっつぁんと手を組んで、地下牢から脱出し、反転攻勢をかけていくシーンで流れる音楽です!思わずリズムを刻んじゃいます!

不二子「ルパン、銭形まで、、、!?」
「オートジャイロを奪う気だわ!」


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