徳川家康の辞世 戦国百人一首68
徳川家康(1543-1616)の死因が「鯛のてんぷらの食べ過ぎ」もしくは「食中毒」という話もあったが、どうやらそれは誤解で、彼の体調不良の経過具合から胃がんだったのではないかと診断されている。
先に行くあとに残るも同じこと 連れて行けぬをわかれぞと思う
私は先に死出の旅に出るが、あとに残ったお前たちもいずれは同じように死ぬ身だ。だからといって、お前たちを死の道連れにはしない。お別れだ。
病に苦しみながらも、彼の頭脳は明晰だったのだろう。
家臣たちによる無駄な殉死を諫め、