見出し画像

AKTパーパス 来たる未来への指針

こんにちは、AKT広報部さとうです。
約一年かけて進めてきたパーパス策定を終え、ついに公表いたしました。
(やっとスタートに立てた感じしてます)



「そもそもパーパスってなに?」「それ、美味いのか?」という方もいると思うので、この一年間で進めてきた施策について裏側とともに簡単にご紹介できればと思います。



パーパスとは

(500ページを越える辞書のような良本)

パーパス(purpose)とは「目的、意図、意義」を意味する言葉です。ビジネスシーンにおいては、企業の「志」や「企業の社会的な存在意義」という意味で使われます。

つまり、パーパスとは企業がなんのために存在するのか、事業をやる理由は何かという問いの答えとなるものです。

参照:マネーフォワード クラウド給与


コロナ・戦争・天災・技術革新・トレンド … 社会環境の変化が目まぐるしい時代において、従来的な中期経営計画が意味をなさなくなり、数年先の計画がコロコロ変わる事が当然の、先の見えない時代になりました。
(VUCA時代といわれたりします)

経営陣のみならず、働く社員にとっても外部のステークホルダーにとっても同様に、『この会社は何のために存在し、どこを目指しているのか』という普遍的な軸=パーパス が求められるようになり、『パーパス経営』という概念が近年注目されています。



AKTが大切にしてきた価値観


社員全員で共有できるような『パーパス』や『社是』は存在しておりませんでしたが、経営理念として創業時から継承されている『「道に食あり 食に道なし」 技術の研鑽、道を究める 』という言葉、価値観をAKTは大切にしてきました。



これは創業時に臨済宗の和尚様から頂いた言葉で、『自分の信じた道を突き進み努力を重ねれば、生活の上で必要な衣食住はおのずとついてくる。私欲を満たすために道を選ぶべきではない。』といったような意味があるそうです。(とてもいい言葉)

スローガンや座右の銘のような位置づけとしては素敵な言葉ですが、AKTが存在する意義、AKTをあらわすAKTらしい言葉として使うには違和感のあるものだったため、時間をかけてパーパスを設計することにしました。



AKTらしさってなに?

企業としての『普遍的な軸(=パーパス)』 を、安易な言葉遊びや一部の人たちだけの言葉にしないために、外部のパートナーに協力してもらい、ワークショップやコピーライティングのプロに助けてもらいながら、膨大な情報を整理し、半年以上かけて言語化する作業を進めました。

社内ワークショップの様子

経営陣の想いと社員一人ひとりの想いの両輪で、より多様な『AKTらしさ』を集めるべく、全社員アンケート、社長インタビュー、全部門長インタビュー、社内ワークショップなどを開催しながら情報を集め、『AKTらしさとはなにか』について追究を重ねました。

ワークショップ中に私が描いた謎の抽象画

ワークショップでは、言葉のみならず図や絵でAKTを表現し、内面にあるイメージや想いを社員それぞれで描くことなども行いました。それぞれの感性、それぞれの捉えかたが垣間みえて非常に面白かったです。



社内発表、そして公開へ

社長へのプレゼンを経て、全社員参加の会議で社長より発表してもらい、AKTのパーパスが正式なものになりました。

(社長発表→社内発表→社外発表の流れで公開をしていきました)



タグラインの設計

また、AKTロゴの下に入るタグラインも同時に設計し、パーパスを短く表現した『社会を支える現場を支える』を、シンプルでフラットなデザインに落とし込み採用しました。

タグラインとは、企業や商品が顧客に提供できる価値を、想いとともに分かりやすく表した短いフレーズのことです。

企業ホームページのTOPでロゴマークに近接していたり、TVコマーシャルで企業名と一緒に出てきたりするので、見覚えのある方も多いかと思います。

NIJIBOX BLOG



パーパスに対する想い

約一年かけて、多くの人の協力とともに、様々な素材をかき集めて設計したパーパス。できる限りのことはしたつもりです。設計に携わった一人として胸を張れる言葉になりました。

ただ一方で生まれたての赤ちゃんのようにも認識しており、「100% しっくりくる言葉か」と問われると正直分からず「これから育てていきたい」と思っている部分が強いです。

この言葉が本当の意味でAKTのものになるには数年かかるかもしれませんが、社内外様々な場所で使われ、じっくりと深く広く浸透してくれることを願っています。



この記事が参加している募集

広報の仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?