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ワインと本は、誰かの一言がほしい。

大樹町に引っ越してから、もうすぐ2ヶ月が経つ。緊急事態宣言も明けて、(東京は220人以上の感染者が見つかったようだけど)十勝に至ってはピリピリとした空気は感じられない。ありがたい。

無性に、紙で本を読みたい。

札幌に住んでいた頃と違う点は、外食が少ないので20時〜22時が暇になった。手元のスマホでマンガは読める、Kindleで映画も見れる。だけれども、無性に本が読みたい。紙で、小説が読みたい。

小説が読みたすぎて、近所の本屋さんに行った。
札幌の頃は、街の中心部に行けば大きな本屋さんがいくつもあって、座って読めたり、どこに何があるのか探すだけで疲れるほど。でもこちらはその規模の本屋さんは近くになかった。そりゃ、あたりまえの話で。190万人くらい住んでいる札幌と、5700人くらい住んでいる大樹町を比較しても意味がない。
つまり、読みたい本と出会えなかったのだ。

それならAmazonしかない。そうしてAmazonを開いたけれども、読みたいと思う小説が見つからないのだ。何が読みたいのかも分からない、どんな厚さなのかは値段から想像するしかない。表紙がイラストが可愛いから手に取ることも、手にとってパラパラめくって内容を吟味してから買うことも、なんだか上手くいかない。

そうして、町の本屋さんでも、Amazonでも、読みたい本に出会えなかったので、約60km離れた帯広市まで車を走らせた。本屋で実際に手にとって、書店のポップを見て、買いたいんだ。


美味しいワインが飲みたい。

お酒に詳しいわけでもなく、強いわけでもない私ですが、無性に美味しい赤ワインが飲みたくなる。札幌にいた頃は、ワインショップに行って「今日は唐揚げにしようと思うのですが、それに合うワインをください」と、料理名にあうワインを教えてもらって買っていた(困ってしまう店員さんもいたけれど…)
店員さんがピックアップしてくれたものの中から、予算に合うものを選んで購入。そうすると、料理に合うし、ハズレがない。札幌にいた頃、贅沢をする日は必ずこうしていた。

しかし、引っ越してからは、町にワインショップがない。そりゃそうだ、ワインショップがある市町村のほうが少ないんじゃないか?ないことに怒っているわけじゃない。でも、この、「ワインを飲みたいけれど何を買っていいのかわからない」という気持ちは、どうしたらいいんだろう。

ワインと本は、誰かの一言がほしい。

大樹町での生活は驚くほど快適で、いろんなことが丁度いい。でも、ワインと本だけ、贅沢したいんだ。そうやって売ってくれるオンラインショップ、ないかなぁ。

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