障害者の私に見えてきた“子のいない人生”
以前、noteで「子どもを持ちたい夢がある」と書いたら、身内に「子どもを持ちたくても持てない人がいるのだから、こういうことは書かないほうがいい」と叱られてしまった。
それ以来、ある意味でタブーとされる、子どもを持つか持たないか、の問題について書くことを避けてきた。
しかし、あれから月日は経ち、私はもう立派なアラサーである。
女性の出産のリミットのようなものも近づいてきている。
SNS上では同世代の女性が卵子凍結をしているが、私は障がい者であり、収入が少ないのでそれは夢のまた夢だ。
子どもを持ちたいが、周囲の身内からは「あなたには子どもを育てられない」と言われた。
ごもっともだ。
自分一人の家事もできない私が、家庭を持ってしまい、万が一子どもを産んだら、きっと子どもが不幸になってしまう。
それを言われた時、私に子どもを産む資格はないんだ、と思った。
そして「子のいない人生」という選択肢が自分の前に現れた。
その扉が目の前にある。
私は今、パートナーがいない。
そして、卵子凍結できるような金銭的余裕もない。
障害も遺伝性のものだ。
子どもを持てるような経済的余裕がない。障害年金をもらって一人で生活するのもやっとである。
障害のせいにはしてはいけないが、家事ができない時がある。
ナイナイ尽くしの私。
そんな私が、子どもを持つ未来はない気がする。
まだアラサーでしょ、と言われそうだが、私にはこれだけ「子どもを持つことが無理な材料」が揃っているのだ。
小さい頃から、家庭を持つことが夢だった私は、その現実が、寂しい気もする。
でも。受け入れて生きるしかない気がする。
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