香港百万ドルの夜景に消えてしまうのは白いシーツに沈むわたし

香港百万ドルの夜景に消えてしまうのは白いシーツに沈むわたし

仕事の合間だった。
自分に任されたおおきな仕事の合間。
やっと一息つくことができた。
毎日のように調べて、電話して、パソコンに向かって。
成功の手ごたえだってある。

香港支社に赴任して2年。
大切な恋人だって日本に置いてきた。
いや、「捨ててきた。」のほうがあってるのかな?
目を真っ赤にして「別れたくない。」という年下の彼に
「すぐにいい人が見つかると思う。」
そういって一人香港にやってきた。

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