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人は皆、星の王子さまだった

星の王子さま

有名なお話だ。実家にも本があった。
けど一度も読んだことが無かった。

去年息子と読んだ本の中にも出てきた、星の王子さま。その時にも、読んでみたいね、と話していた。が、
その年のうちに読むことは無かった。



先日娘と図書館へ行って、絵本コーナーへ入ると目に留まった。
それが私の人生の中でこのお話と出逢うタイミングだったんだ。39年もかかった(笑)
本は読める自信が無かったけれど、
絵本なら、、と借りてみた。


5才の娘に読み聞かせてみたが、
最初の数ページで飽きて去ってしまった(笑)
文章が難しい!!
とても抽象的で哲学的で、、、
私でも、長い長いなぞなぞのような本だ、と思った。

結局何を言いたい話なのかは分からない。
けど、分かる。断片的に....

第二次世界大戦中に書かれた本だけれど、
今も尚、人間は同じような過ちを繰り返して生きているし
本当に大事なものを見過ごしがちである。

書かれている感情や、人間の本質、「大人」というものの残念な部分は、これだけ月日が経っても何も変わらない。
人間の素晴らしさと虚しさは紙一重。
ー心によって宇宙が変わるー

結局現代も昔も、人間の感じること、謳いたいことは、一緒なんだなぁと思った。
『夢をかなえるゾウ2』のガネーシャも言っていた。自分の悩みは過去の人が全て経験済みだと..ほんとにそうだ。
田中泰延さんの『読みたいことを、書けばいい。』にもあった。
私たちの感情的な悩みは、夏目漱石がすでに書いていると(笑)

ただ、昔の方が、この世のものを見つめ感じ味わう時間は充分にあったんだろうな、と感じずには居られない文章。
昔の人は、深く長く、ものごとを見つめていたんだなぁ。

「ものは心で見る。かんじんなものは目で見えない。」----引用

星の王子さまのように、
ピュアな心を、本当は持っている・知っているこの世の真髄を、忘れずに生きたい。

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